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短編小説・旅情という名の詩集4

短編小説・旅情という名の詩集4


                         短編小説・旅情という名の詩集1
                         短編小説・旅情という名の詩集2
                         短編小説・旅情という名の詩集3


流れゆく雲よりも、風よりも早きもの。
それは、心の流離というメロデーなるかな。
歌え、愛の賛歌を、平和の賛歌を。
この緑なす、世界にも、地球にも、流れゆくメロデーがあるはずだ。

とある日のこと。
北山孝夫は、長野県は、上田から長野市にかけての旅路の途上にあった。
「小諸なる古城のほとり、雲白く遊子悲しむ、緑なすはこべは萌えるず・・・」
(詩・島崎藤村 / 千曲川のスケッチより)
孝夫は詠う。
彼女も詠う。
声は共鳴して、千曲川の辺りを、まるで輝かせているようでもある。
「ここでの遊子というのは、旅人ということなんだけど」
「ええ、そんな表現が合っている様な流離いの旅路」
と、旅路の中で知り合った彼女は語る。
「君の名は」
「私は、白川由美子と言います」
「ありがとう、良い名前だね」
「良い名前。あなたは?」
「北山孝夫です。名は体を表すと言いますから」
「そう、まるで美しい人と言って下さっているようですねえ」
と、由美子。
度胸の良い言葉に、唯の流離の旅人とは思えない、人格、見識の高さに、この女性は、何者なのだろうかと、想像は膨らむばかりであった。
「どうしてあなたも旅人に」
「心が旅をしているから」
と、答えるのである。

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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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プロフィール

白浜 砂夫

Author:白浜 砂夫
どうも ”しらはますなお” です。

岐阜県大垣市在住
昭和24年1月11日生まれ
67歳
B型

好きな歌人は、女性では与謝野晶子、男性では、島崎藤村、石川啄木です。詩や和歌や小説を書き始めて20年あまりになります。鹿鳴館を舞台にした小説を書いております。63歳にして一念発起してパソコンを始めました。ブログにも初挑戦です。

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