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短編小説・女は強く生き抜いて華になる9

短編小説・女は強く生き抜いて華になる9


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煌めく星座、明治の女流作家達。永遠を生きよ。その一

歌は流れる、流れる歌は、北白川教夫の家に、歌は流れる。
宝塚歌劇、すみれの花咲く頃。
すみれの花咲く頃、初めて君を知りぬ。
シャンソンの甘く切ない香りに乗って、宝塚レビューの至宝は流れるのである。
弟子の歌小路綾子は、宝塚歌劇が大好きなのである。
綾子が、作歌旅行に行くといえば、宝塚歌劇を見学に行くことである。
「先生、お帰りなさい。あの、先生、作歌旅行に行ってきたいのですけれど」
「ああ、いいよ。楽しんできなさい」
暗黙の了解とでも言うのであろうか。
先生は、それを喜んで許すのである。
「あら、伯父様、一緒に・・・」
「うん、教夫君とねえ。宝塚レビューを見学に言ってきたんだ。シャンソンは良いねえ」
と、賀陽宣栄。
祖母はと言えば、和歌の九条と詠われた、九条家の令嬢、敏子である。
教夫先生も、宝塚レビューが見たくてしかたがないのであるが、詩歌の先生ゆえに、人目をはばかると、すみれの花咲く頃の歌劇が大好きな賀陽宣栄。
背中を押すように、連れていったという次第である。

季節はと言えば、リラの花咲く頃。
別名、ライラックともいう。
南ヨーロッパの高原に自生し、五月頃、淡紫色の恋多き芳香を放つ花は、咲き誇るのである。
フランス人は、リラの花を愛し、シャンソンをこよなく愛するとも言われている。
シャンソン『白き、リラの花咲く頃』のフランス語詞は、宝塚の演出家、白井鉄造の翻訳により、『すみれの花咲く頃』と、なって世に出るのである。
「分かるかね?綾子さん。官能的な恋の歌だった原曲を、初恋とすみれの花にオーバーラップさせて、美しい十代のままに、清く正しく、美しく、歌い継がれる歌になっていったんだよ」
「ありがとう、伯父様。私、シャンソンが、ますます好きになりそうです。では、行ってきます」
と、言い残して、作歌旅行に出かけたいったのである。
劇作家にして小説家、長谷川時雨。
東京の人。
『女人芸術』雑誌、を創刊。
林文美子の『放浪記』を、最初に、女人芸術に連載。
円地文子、平林たい子、尾崎翠らを、世に送りだしたのである。
文学、演劇、芸術に残した功績は余りにも大きいと言業るをえない。

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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

tag : 明治 文化 女流作家 文学

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プロフィール

白浜 砂夫

Author:白浜 砂夫
どうも ”しらはますなお” です。

岐阜県大垣市在住
昭和24年1月11日生まれ
67歳
B型

好きな歌人は、女性では与謝野晶子、男性では、島崎藤村、石川啄木です。詩や和歌や小説を書き始めて20年あまりになります。鹿鳴館を舞台にした小説を書いております。63歳にして一念発起してパソコンを始めました。ブログにも初挑戦です。

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