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短編小説・女は強く生き抜いて華になる6

短編小説・女は強く生き抜いて華になる6


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師匠・与謝野晶子と女弟子達、煌めく『明星』

鎌倉は山之内に、歌人・川田順の墓がある。
十五歳で、佐々木信綱に和歌を学ぶ。
東大英文科に入学。
夏目漱石の影響を受け、文学に熱中。
信綱主宰の『心の花』に、恋愛詩歌を歌い続けて、異才を放って行く。
法科に転じて卒業。
住友本社に入社。
次代の住友コンツエルンの総理事と目されて行く。
この山之内の寺院には、歌人・作家の田村俊子の墓もある。
「先生、鎌倉の街街を散策してきましたが」
と、歌小路綾子。
綾子の住む日野市より、鎌倉は、近くて遠い街なのかもしれない。
鎌倉への憧れを、理解してやらなければと思う、教夫先生である。
「先生、晶子と鉄幹が主宰する『明星』と信綱の主宰する『心の花』は、双頭の鷹であり、ある意味では、ライバルと言えるのではないでしょうか」
「うん。綾子はいいところに目を付けている」
恋に乱れて、愛に乱れて、狂おしい程に、激情を沈めて、詩歌を書き続けて行く。
それは、明治の女流歌人だけの行動とは言えないかもしれない。
少なからずいたというべきであろう。
川田順は、戦後、『寒林集』を発表。
晩年、弟子の女性との老らくの恋で世間を賑わせているのである。
「先生、愛が、情熱や激情を呼ぶのですか。激情や情熱が、愛を連れてくるのですか」
「私には、良い答えは出せそうにもないが。人生経験の中でつかみとって欲しい」
と、答える教夫先生。
平塚らいてう。
森田草平と、恋愛事件を起こした後。文芸誌『青踏』を創刊。
同人に、与謝野晶子、岡田八千代、田村俊子、野上弥生子。
女流文学者を集め、文芸運動を起こして、自由と解放を求める若き女性たちに大きな影響を与えた。
煌めく『明星』与謝野晶子。
今再び、生命賛歌の鐘がなる。
世界は、晶子の詩歌に、注目せずにはいられないだろう。

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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

tag : 明治 文化 女流作家 文学 与謝野晶子

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プロフィール

白浜 砂夫

Author:白浜 砂夫
どうも ”しらはますなお” です。

岐阜県大垣市在住
昭和24年1月11日生まれ
67歳
B型

好きな歌人は、女性では与謝野晶子、男性では、島崎藤村、石川啄木です。詩や和歌や小説を書き始めて20年あまりになります。鹿鳴館を舞台にした小説を書いております。63歳にして一念発起してパソコンを始めました。ブログにも初挑戦です。

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