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短編小説・鹿鳴館の舞踏会・心曲(了)

短編小説・鹿鳴館の舞踏会・心曲(了)


        短編小説・鹿鳴館の舞踏会・序曲
        短編小説・鹿鳴館の舞踏会・第一楽章『問題提示』1
        短編小説・鹿鳴館の舞踏会・第一楽章『問題提示』2
        短編小説・鹿鳴館の舞踏会・第二楽章『主題提示』1
        短編小説・鹿鳴館の舞踏会・第二楽章『主題提示』2
        短編小説・鹿鳴館の舞踏会・第三楽章『展開提示』1
        短編小説・鹿鳴館の舞踏会・第三楽章『展開提示』2
        短編小説・鹿鳴館の舞踏会・第四楽章『震動提示』1


「我が故郷は世界」
と、誰が語ったか。
誰がそれを、如何伝えたか、それを今では知ることは出来ない。
鹿鳴館の舞踏会。
紳士、淑女の踊る手と手を結んで伝えられた心の声よ、心のリズムよ。
それが、舞踏会というものである。
鹿鳴館の華と詠われた捨松夫人。
鹿鳴館のクジャクと詠われた下田歌子。
やがて、ドイツ、ヨーロッパ留学から帰国して鹿鳴館のスターとなった若き日々の森林太郎(鴎外)。
ウインナーワルツのリズムに乗せて踊る舞踏会。
そこには、愛と憎しみと悲しみを超えて、踊り明かす人々がいたのである。
「差異、差別を求める政策だけが、先進国の政策であり、先進国の思想とは思いません」
誰が語り、それをどの様に色付けして、世界に伝えられたか。
新たな歴史を作ったとは言わないが、歴史には、漆黒の闇があることを知らなけれならない。
此処は、五条川の川の辺り、喫茶・鹿鳴館。
「詩歌にも、音楽にも光と影、あるいは二面性がある。求めて、オブラートに包むように利用するなら、それも才覚というものである」
と語る、九条喜一郎。
頷く、常連客の有識者と言われるその人がいる店。
それが、喫茶・鹿鳴館だ。
此処の女店主は美人で艶ややかである。
喜一郎、茶目っ気たっぷりに、
「踊りましょうか」
「ダンスは上手く踊れない」
と答える、女店主。
「ダンスは、リードする人が上手いなら、様にはなるよ」
と言う喜一郎。
気さくに入れる店である。




(了)


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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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プロフィール

白浜 砂夫

Author:白浜 砂夫
どうも ”しらはますなお” です。

岐阜県大垣市在住
昭和24年1月11日生まれ
67歳
B型

好きな歌人は、女性では与謝野晶子、男性では、島崎藤村、石川啄木です。詩や和歌や小説を書き始めて20年あまりになります。鹿鳴館を舞台にした小説を書いております。63歳にして一念発起してパソコンを始めました。ブログにも初挑戦です。

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