スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

短編小説・恋愛学入門14

短編小説・恋愛学入門14

                    短編小説・恋愛学入門1

                    短編小説・恋愛学入門2

                    短編小説・恋愛学入門3

                    短編小説・恋愛学入門4

                    短編小説・恋愛学入門5

                    短編小説・恋愛学入門6

                    短編小説・恋愛学入門7

                    短編小説・恋愛学入門8

                    短編小説・恋愛学入門9

                    短編小説・恋愛学入門10

                    短編小説・恋愛学入門11

                    短編小説・恋愛学入門12

                    短編小説・恋愛学入門13


愛、愛を求めて、あるいは、愛を訪ねる日々は、価値ある日々と言えるのでしょうか。
愛されて望まれて生まれた赤子と、そうでない赤子とは、知恵、精神性、人格性において格段の違いがある。
愛されて望まれて生まれた赤子は、優れて、豊かな子供、人間に成長していく、とは私説である。
歌太郎や、弟子の湖水が常に語る言葉は、『愛有ればこそ』花も咲き、実も成ろうと言うことなのだろうか。
当日、二人は空席を探すのに手間取った。
ここは、地方には珍しい程の大きな喫茶店だ。
席と席の間には、胡蝶蘭の花々を並べ立てて、まるで花園にいるようでもある。
こんな店内では、歌太郎は紳士に、伊勢子は深窓の麗人になってもおかしくない。
「こんにちは。待たせてごめんなさい」
伊勢子から声をかけてきた。
「お久しぶりですねえ」
歌太郎は、努めて笑顔を心がけるのである。
「はい、歌太郎さんも、お元気で何よりですわ」
そう言ってから、じっと見つめる伊勢子。
「お元気そうで何よりです」
歌太郎は、目頭が熱くなってきた。
「もう、会えないと思っていたわ」
と伊勢子。
頬を流れる涙は熱かった。
「私は、もう会ってはいけない人だと思ってきた」
と歌太郎。
・・・涙なんか流すなよ、男だろう。
その言葉には、愛すればこその秘めた思いがあった。
スポンサーサイト

テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

白浜 砂夫

Author:白浜 砂夫
どうも ”しらはますなお” です。

岐阜県大垣市在住
昭和24年1月11日生まれ
67歳
B型

好きな歌人は、女性では与謝野晶子、男性では、島崎藤村、石川啄木です。詩や和歌や小説を書き始めて20年あまりになります。鹿鳴館を舞台にした小説を書いております。63歳にして一念発起してパソコンを始めました。ブログにも初挑戦です。

最新出版物
白浜砂夫の電子書籍




ランキング
投票お願いします。
にほんブログ村 ポエムブログへ


人気ブログランキングへ



ブログランキング

ブログ王

アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
3442位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
小説・詩
86位
アクセスランキングを見る>>
砂夫ちゃんカウンター
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

検索フォーム
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。