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短編小説・恋愛学入門12

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それから、数日後のことである。
分かりやすく時の経過を表現するならば、愛について思索する時間に過ぎない。
例えば、純愛と初恋と、大きくは人類愛まで、何処が違うか?
思索する時間なのだ。
11月21日。
緑子は、華道教室の弟子二人を連れてドライブに出かけていった。
車中での会話は、華やいだものになって行ったことは間違いない。
「島崎藤村が、日本ペンクラブを設立したのは、11月26日」
と、緑子が言えば、
「島崎藤村の、詩集は大好きです」
と、弟子の宮原孝子。
「何処に魅力が?どんな詩が?」
と、知っているけど、あえて質問しているようである。
「若菜集など。それに、緑子先生、藤村の詩は、声に出して語りやすい、歌いやすい、音楽性を秘めたものが多々有ります」
新弟子の岸田文湖。
文湖は歌う。
《小諸なる、古城のほとり、雲白く遊子悲しむ、緑なすはこべは・・・》
緑子は何も言わず、運転を続けた。
「詩人には、詩人の感性。心の豊かさがある。それが、作詩させるのでしょうね」
と、宮原孝子。
緑子が、小諸の古城と、郡上八幡の古城と、会津若松城とを、オーバーラップさせたかどうかは分からない。
唯、思い出は美し過ぎて、頬を流れる一筋の涙、一筋の涙が、証明しているようである。
この頃、夏計春子は、赤いサフランの花を買って帰って来た。
花は知っているのか、語り掛けたい人を。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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プロフィール

白浜 砂夫

Author:白浜 砂夫
どうも ”しらはますなお” です。

岐阜県大垣市在住
昭和24年1月11日生まれ
67歳
B型

好きな歌人は、女性では与謝野晶子、男性では、島崎藤村、石川啄木です。詩や和歌や小説を書き始めて20年あまりになります。鹿鳴館を舞台にした小説を書いております。63歳にして一念発起してパソコンを始めました。ブログにも初挑戦です。

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