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短編小説・恋愛学入門6

短編小説・恋愛学入門6

                    短編小説・恋愛学入門1

                    短編小説・恋愛学入門2

                    短編小説・恋愛学入門3

                    短編小説・恋愛学入門4

                    短編小説・恋愛学入門5

こんな静かな小雨の降る日曜日があっていいのだろうか。
緑子は、定例の茶会に出かけていった。
そう、緑子は華道のある流派の師範代を務めるようになっていた。
余りにも美しい美貌が、世間がほおっておかないのだろうか。
デートは又の機会になりそうである。
では、歌太郎の詩集の編纂はと言うと、賀陽菊子の協力を得て順調に進んでいる。
私塾には、静寂があった。
窓から見る庭に咲いた沈丁花の花は、まるで潤んでいるようだった。
花は、優しいから何も言わないけれど、花は、語り掛けたい人を、追い求めているものなのだ。
千里を超えて香る、沈香と丁字の匂い、まるで愛しい人に届けとばかりに生き生きとしている。
こんな花のことを、熱っぽく語ってくれた彼女も居た。
その人の名は、志摩伊勢子と言う。
どこかに、覚悟している節があると感じられてならなかった。
やがて来る別れの時を、予感していたのだろうか。
伊勢子は、本当は必死だったのかも知れない。
それを、受け止めてやることの出来ない歌太郎であった。
今は、面影の中で存在している人。
その、面影は、七年前のそのままなのだ。
前日の土曜日に、届いた一通の手紙がある。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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プロフィール

白浜 砂夫

Author:白浜 砂夫
どうも ”しらはますなお” です。

岐阜県大垣市在住
昭和24年1月11日生まれ
67歳
B型

好きな歌人は、女性では与謝野晶子、男性では、島崎藤村、石川啄木です。詩や和歌や小説を書き始めて20年あまりになります。鹿鳴館を舞台にした小説を書いております。63歳にして一念発起してパソコンを始めました。ブログにも初挑戦です。

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