スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

短編小説・恋愛学入門3

短編小説・恋愛学入門3

                    短編小説・恋愛学入門1

                    短編小説・恋愛学入門2

とある日のこと。
それを、歌太郎と吉永緑子が書斎で語り合ってから、半月が過ぎた頃と認めておこう。
場所はと言えば、歌太郎先生が開設した、文学の私塾でのことである。
二人の会話。
「波長が合うって言うけれど、文学的に捉えれば、どういうことになるのかなぁ」
と、先生は問いかける。
相手は、賀陽菊子である。
先生の最初の弟子、生徒でもある。
先生の自宅を訪れて、菊子は求めて先生の弟子になった。
今は先生の最も信頼する高弟である。
菊子は、先生が、詩人・歌人であった頃を知らない。
新進気鋭の作家として変貌した時代に愛読者になったのである。
注目に値する人物であったのであろう。
菊子が、緑子の恋のライバル、愛のライバルになるのか、今後のドラマの展開に任せるとしよう。
さて、その菊子であるが、どちらかと言うと、山川登美子型の静春派と言うよりは、与謝野晶子型の激情派と言うべきであろう。
激情、それは、文学、詩歌の世界で生きていこうと擦る者にとって、必要な条件だと考える先生であった。
その文学に対する激情を持つ菊子の出現に、新しい時代の到来を感じたのである。
先生は、私塾の開設を思い立った。
私塾は、不思議と順調に発展していった。
先生は、講師型と言うよりは対話型である。
菊太郎自身も、そう言って憚らない。
弟子との対話を重ねることによって、共に成長していこうと言うのが、先生の考えであるようだ。
「恋と愛は、似て非なるものですけれど、愛には憎しみが伴いますわ。愛が表とするならば、憎しみは裏と言えるのではないでえしょうか。いずれにしろ、恋にも愛にも共通するもの、それは激情。激し過ぎるほどの情熱があると言うことですわ」
と、菊子。
菊子の人柄から出る言葉だと思えるのである。
菊子が語るには、波長が合うというのは、音楽的であり、そこには、メロデイーやリズムが意識されていると言うのである。
誠に、不思議な女性が弟子・生徒になったものである。
スポンサーサイト

テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

白浜 砂夫

Author:白浜 砂夫
どうも ”しらはますなお” です。

岐阜県大垣市在住
昭和24年1月11日生まれ
67歳
B型

好きな歌人は、女性では与謝野晶子、男性では、島崎藤村、石川啄木です。詩や和歌や小説を書き始めて20年あまりになります。鹿鳴館を舞台にした小説を書いております。63歳にして一念発起してパソコンを始めました。ブログにも初挑戦です。

最新出版物
白浜砂夫の電子書籍




ランキング
投票お願いします。
にほんブログ村 ポエムブログへ


人気ブログランキングへ



ブログランキング

ブログ王

アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
5977位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
小説・詩
130位
アクセスランキングを見る>>
砂夫ちゃんカウンター
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

検索フォーム
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。