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短編小説・OLは花盛り3

短編小説・OLは花盛り3

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                    短編小説・OLは花盛り2

ギフ・未来に希望自動車(株)編

行こう、奥飛騨へ。
貴方も、貴女も、車を走らせて。
そう、あなたたちが運んで来る、希望の夜明け、奥飛騨の夜明け。
その玄関口とも言える高山の町。
小京都とも歌われる花も実もある町に、当社の高山未来センター営業所がある。
幸男が、下呂営業所から車を走らせて約一時間で着くのである。
此処の花も実もあるOLが、北島菊子さんと、古都百合子さんなのです。
「美しい、ミス・ユニバースに出て欲しいような人だ」
と幸男は、菊子を見つめて言う。
「相変わらずね。林さんのそのオーバー振りは」
と菊子。
百合子に目をやる。
「そうよ、そうよ、林さんて、正直だけど、そうね、なんて言うか表現の仕方が下手ね」
と、百合子。
その表情は明るい。
「では、永遠のアイドル、オードリー・へップバーンにも負けない美しき人」
と幸男。
ポーズも大げさになる。
「もう。やっぱり新しい奥飛騨に夜明けをもたらすのは、私たち二人のこの美貌ね」
と声を合わせた二人だった。
菊子は二年前、百合子は一年前、岐阜の短期大学を卒業して、この高山未来センター営業所に来たのである。
今は、奥飛騨に咲く白百合よりも、リンドウよりも、美しいと語られるまでになっている。
幸男は、カーラジオにスイッチを入れる。
ラジオから聞こえる声は、高原に咲く名花。
山百合の花が、見られなくなりつつあると言う。
あの山百合の花が、と涙ぐむ幸男である。
「林さん、全てのものは受け取ったわ。これ受取書よ」
と菊子。
「北島さんは、ペンの筆遣いさえも美しい」
「もう、涙ぐんだり、ゴマをすったり忙しい人」
「それで、次の営業所へ行く準備はできたの?」
と百合子は聞く。
目でウインクする幸男。
「美しい景色に見取れて、事故なんか起こしてはだめよ。美しさに見取れて良いのは私だけ」
菊子と百合子は言葉を合わせたのであった。
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プロフィール

白浜 砂夫

Author:白浜 砂夫
どうも ”しらはますなお” です。

岐阜県大垣市在住
昭和24年1月11日生まれ
67歳
B型

好きな歌人は、女性では与謝野晶子、男性では、島崎藤村、石川啄木です。詩や和歌や小説を書き始めて20年あまりになります。鹿鳴館を舞台にした小説を書いております。63歳にして一念発起してパソコンを始めました。ブログにも初挑戦です。

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