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短編小説・作家の書いた恋のレター10

短編小説・作家の書いた恋のレター10


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                    短編小説・作家の書いた恋のレター9


その人、千原正義は、今新たな旅立ちの時を迎えていた。
旅立ち、愛する人と共に歩む人生、そんな人生もあっていい。
愛、それは、人生のドラマの中で多くを占める情熱の世界。
書きまくれ、作家・千原よ、情熱を超えた激情を持つお前なら。
愛する人に、応える策は書きまくることなのだ。
愛するとは、愛されるとは、認めてくれたことに答えることではないのか。
愛あればこそ、書き続けたラブレターの数々。
だからこそ、彼女を引きつけてやまなかったのではないのか。
お前が、彼女に送ったラブレターの数は、二十数枚は超えたであろう。
その激情が、新たな恋愛を呼び込み、又、人生を共にしても良いという女性が現れるものなのだ。
それは、お前が書いた小説の数々に作風として表れているのだ。
愛すればこそ、愛あればこそ、ラブレターという形態でのコミュニケーションが出来るというものであろう。
それは、作家だけではない、一般の人にも可能な情熱の世界なのだ。

正義は、久邇家の令嬢・登美子に言った。
「もっとラブレターを書くということを見直してもいいと思うのですが」
登美子は答えた。
「古の平安時代より、女流文学は日本の文学をリードして来たが、その原動力となったのは、恋愛感情を、文に認めるということをして来たからですわ。ですから、古からの日本文学は女流文学そのものと言っも良いと思います。そしてそれを成しえたのは、日本女性の持つ感性の豊かさ、繊細さがあったから」
正義は言った。
「そうだねえ、四季の多彩さと、きめ細やかな変化がある国土で、花鳥風月を歌い、文に認めるだけでも、
優れてよくできた女性達よと、言わざるをえませんね」
登美子は答えた。
「ありがとう、あなたらしい表現ね。その優しさが恋文の数々に見えてくるのねえ」
和服、和装も艶やかに決まっているのである。誰もいない二人だけの応接の間。
静寂の中にも、情熱と情熱の火花は飛び合っているのだ。


短編小説の連載を再開します。
今回が再開第一弾となります。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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プロフィール

白浜 砂夫

Author:白浜 砂夫
どうも ”しらはますなお” です。

岐阜県大垣市在住
昭和24年1月11日生まれ
67歳
B型

好きな歌人は、女性では与謝野晶子、男性では、島崎藤村、石川啄木です。詩や和歌や小説を書き始めて20年あまりになります。鹿鳴館を舞台にした小説を書いております。63歳にして一念発起してパソコンを始めました。ブログにも初挑戦です。

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