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随筆・余呉湖に佇む

「心が故郷を捨てていた時代」
平成十四年・九月中旬・認める。


随筆・余呉湖に佇む

湖畔に一人佇んで、遥か遠く、山脈を見つめている私。
そんな旅人は、心に憂いを抱いているものです。
初秋とはいえ、半袖のTシャツには、
風はあまりにも冷たく、私の心を泣かせるのです。
一人来た湖北の旅路。
ああ、それでも旅人はいた。
童子二人と、女性の三人連れに
「何処から来たのですか?」
と、声を掛ければ、何と、まだ初々しい母の言葉あり。
それは、故郷の訛り懐かしい言葉の数々よ。
心の中では、故郷を捨てている私。
この人は、妙に美しく煌めいていた。
童子は、湖水に足を入れて、暫し遊べり。
母はといえば、黙って見守っているだけ。
それでも、この笑顔が湖水を包んでしまうなら、我が憂いも消えてしまうだろう。
言葉だけではない美しさを知るのである。
やがて去りゆく時を迎える。
さようなら、二度と会うことも無い人々よ。
日暮れてゆけば、打ち返す波も揺れに揺れる。
愛する人のいない故郷など、どうして帰りたいと思いますか。
帰りたくもない。
寂し過ぎるよ、余呉湖を巡る旅路は。



平成十四年頃といえば、我が人生の冬の時代。
この時に書いた、原稿を懐かしみ表してみる。





【白浜砂夫 直筆原稿画像】
IMG_5719.jpg
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ジャンル : 学問・文化・芸術

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言霊百神
プロフィール

白浜 砂夫

Author:白浜 砂夫
どうも ”しらはますなお” です。

岐阜県大垣市在住
昭和24年1月11日生まれ
67歳
B型

好きな歌人は、女性では与謝野晶子、男性では、島崎藤村、石川啄木です。詩や和歌や小説を書き始めて20年あまりになります。鹿鳴館を舞台にした小説を書いております。63歳にして一念発起してパソコンを始めました。ブログにも初挑戦です。

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