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短編小説・女相場師・五条愛子5

短編小説・女相場師・五条愛子5

                    短編小説・女相場師・五条愛子1

                    短編小説・女相場師・五条愛子2

                    短編小説・女相場師・五条愛子3

                    短編小説・女相場師・五条愛子4

   
株式市場の牽引企業はどこだ。

未来は嘘をつかないと語るべきか、嘘をつけないと言うべきか。
それと似ているのが、国家の財務、企業の財務事情である。
愛子は変わり者だ。
詩人に似たとこがある。
感性の豊かさこそ詩人の生命線だ。
感性の豊かな人は、意外と数字に強い。
その愛子が、二〜三年前まで、東海詩人倶楽部の副会長をしていたというのである。
その時の会長が、北山先生、老人の子息というから、これも巡りあわせというものであろうか。
やかて、アメリカの経済史は、どう色どられていったのであろうか。
ベトナム戦争を経てニクソンショツクが起きたのである。
アメリカは、金本位制からの離脱、いわゆる金とドルの交換停止。
円は、三百六十円の固定相場から変動相場制へと移って行くのである。
とある日曜日の午前のこと。
愛子は、北山先生、老人と、もう一人の老人?さんと書いておこう。
「あ、あなたは大川証券でよく見かける」
「ハイ、顔を覚えていていてくれたのですね」
「ええ」
「どうですか、あなたと三人で、昼食でもと思って」
「まあ、それは、ありがとうございます。よろこんで」
「明るい人だ、そのほうが好かれる」
と言って、待たせていたタクシーに乗せたのである。
市の中心街にある一宮ロイヤルグランドホテル。
その一階にあるレストラン濃飛。
三人の話は尽きなかつた。
「君は、日産コンツエルンだったか、大倉コンツエルンの一族だったなあ」
と北山先生。
すわっ、株買い占めの話かと、色めきたつ愛子。
この時代に、特上のアメリカ産の牛ステーキ。
女相場師、五条愛子。
お前の活躍する時代が来たと、特上の牛ステーキは語っていた。
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テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

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プロフィール

白浜 砂夫

Author:白浜 砂夫
どうも ”しらはますなお” です。

岐阜県大垣市在住
昭和24年1月11日生まれ
67歳
B型

好きな歌人は、女性では与謝野晶子、男性では、島崎藤村、石川啄木です。詩や和歌や小説を書き始めて20年あまりになります。鹿鳴館を舞台にした小説を書いております。63歳にして一念発起してパソコンを始めました。ブログにも初挑戦です。

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