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短編小説・作家の書いた恋のレター8

短編小説・作家の書いた恋のレター8


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                    短編小説・作家の書いた恋のレター7


「登美子さん、私は業深き(心や言葉、行為、行ない)男なのです」
「許せと言うのなら、許しますよ。私は」
登美子の言葉には暖かさがあった。
人は、罪も、心の罪も、許すには、相当、腹の座った人物か心の広い者にしかできない。
「私は、正義は・・・そう、あの人を守ってあげられなかった罪(心の罪)と、将来のある可能性を秘めた、あの人にとって、時間や時代は、とても大切なものなのです。
私の為に・・・ああ・・・ただただ、許されたいと思うのです」
登美子は立ち上がって言った。
「私が、麗子さんだったら、絶対に・・・うーん、あなたを許します」
「登美子さん、ごめんなさい」
「何を謝るの」
「貴女にも謝りたいのです」
正義は、頭を下げた。
「私は、今、此処にいる。此処に来ることも、あなたは認めている。そうですよね」
「そうです」
登美子は嬉しかった。
麗子の和歌の天才的な才能を認めている正義が、愛おしくてならない。
久邇家と言えば、華道や書道の名門中の名門である。
和歌については、存知ないが、秀でたものがあるのであろう。
「麗子さんは、不幸な人ではありませんでした」
同じ志を持って生きた、そんな青春時代があったと言いたいのであろう。
「登美子さん、ありがとう」
登美子をこの手に引き寄せて抱きしめた。
強く強く抱きしめた。
登美子の身も心も、熱く熱く燃え上がって行ったのである。
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テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

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プロフィール

白浜 砂夫

Author:白浜 砂夫
どうも ”しらはますなお” です。

岐阜県大垣市在住
昭和24年1月11日生まれ
67歳
B型

好きな歌人は、女性では与謝野晶子、男性では、島崎藤村、石川啄木です。詩や和歌や小説を書き始めて20年あまりになります。鹿鳴館を舞台にした小説を書いております。63歳にして一念発起してパソコンを始めました。ブログにも初挑戦です。

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