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短編小説・作家の書いた恋のレター7

短編小説・作家の書いた恋のレター7


                    短編小説・作家の書いた恋のレター1

                    短編小説・作家の書いた恋のレター2

                    短編小説・作家の書いた恋のレター3

                    短編小説・作家の書いた恋のレター4

                    短編小説・作家の書いた恋のレター5

                    短編小説・作家の書いた恋のレター6


正義と登美子、二人に少し間が空いたあと、再度、鉄幹の和歌を朗詠する正義。
「人の屑、我代わり得ば、今死なん、天の才なる、妻の命に」
登美子は黙って聞いた。
「人の屑とは?」
「私です。正義です」
再び問いかける登美子。
「天の才なる妻とは?」
「北白川麗子、ああ、麗子、心の妻よ」
「そう、何て言っていいのか、明星の世界ね」
悲しそうな登美子の言葉ではある。
雑誌、明星は、明治の時代、一流の女性作家、文人を育て上げ輩出した文芸誌で、これなくして明治の文壇は語れない。
与謝野晶子が、弟よ、君死に給うことなかれ、末に生まれしきみまれば・・・の詩を発表して、世間に衝撃のデビューをした
のは、明治の女性の美しさと強かさをみるのである。
「明治の時代も、そして今も、恋する心に変わりがあるとは思えません」
と、正義。
「そうよね。恋する心に時代はありませんよね。寧ろ現代の方が心の奥底では渇望するようになっているかもしれない」
登美子は、ハンカチで目頭を拭いた。
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テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

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プロフィール

白浜 砂夫

Author:白浜 砂夫
どうも ”しらはますなお” です。

岐阜県大垣市在住
昭和24年1月11日生まれ
67歳
B型

好きな歌人は、女性では与謝野晶子、男性では、島崎藤村、石川啄木です。詩や和歌や小説を書き始めて20年あまりになります。鹿鳴館を舞台にした小説を書いております。63歳にして一念発起してパソコンを始めました。ブログにも初挑戦です。

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