スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

短編小説・美しき魔性の女13

短編小説・美しき魔性の女13



                              短編小説・美しき魔性の女1

 
                              短編小説・美しき魔性の女2

 
                              短編小説・美しき魔性の女3

 
                              短編小説・美しき魔性の女4

 
                              短編小説・美しき魔性の女5

 
                              短編小説・美しき魔性の女6

 
                              短編小説・美しき魔性の女7

 
                              短編小説・美しき魔性の女8

 
                              短編小説・美しき魔性の女9

 
                              短編小説・美しき魔性の女10

 
                              短編小説・美しき魔性の女11

 
                              短編小説・美しき魔性の女11




安田万理子、お前は、不可思議な女。
その一面、洋装の麗人、シルクハットに、黒の背広、長く伸びた紫のズボンに、心を隠すように、少し斜めに、風を切るように、街を歩けば、振り向く男たちも、虜になろうというものである。万理子が、名古屋駅前で、ある人を迎えに待っていた。
清原理事長の親友でもあり。後ろ盾の一人でもある。
長野県は、信州科野に一大勢力を誇った、その末裔で、戦前は華族、参議院議員を勤めている。
万理子は、何の為に、この人物に目を付けたのであろうか。
万理子の心に、瞼に浮かび繰るのは、
嬉しそうな、園児や、保育児童たちである。
その人、科野(しなの)嘉一郎は、長野新幹線を乗り継いで、新幹線、名古屋駅に着いた。
万理子の前に姿を現した、嘉一郎は、偉大なる、父なる川、信濃川の如く、又、信濃者と語られるが如く、信仰心厚く、忍耐強く、温厚な性格である。
これには、九条喜一郎のアドバイスがあった。
学園の第二段階として、学外教育、夏季、冬季教育をどこにもってくるか。
喜一郎にはあった、スイス、永世中立国を、理想郷として、ピアノ、音楽教育をと、そう思ったのである。
万理子は、喜一郎のロマンにのった
「万理子、何事も、強気、先を、未来を読め、そして、自らが動け、」
と、喜一郎。
「それが、自身を売り込むことになり、認められると言うことですね」
と、万理子。過日、喜一郎と語りあった会話の一部である。
所は、名古屋は西区の、とある喫茶店。コーヒーは上手い、モー二ングーサービスもいい。
それに、会話が洩れる事はない。聞こえもかたらない。名古屋人気質は、手堅くておんこうである。
「万理子、良い意味での野心はいい」
と、喜一郎。
「ある意味では、その野心が、ひとを強くもし、美しくもするというのですね」
と、万理子。
「そうだ。何事も認められなければ、認められてこそだね」
と喜一郎。万理子は、動きだしたのである。
その動きは、躍動していた。
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

白浜 砂夫

Author:白浜 砂夫
どうも ”しらはますなお” です。

岐阜県大垣市在住
昭和24年1月11日生まれ
67歳
B型

好きな歌人は、女性では与謝野晶子、男性では、島崎藤村、石川啄木です。詩や和歌や小説を書き始めて20年あまりになります。鹿鳴館を舞台にした小説を書いております。63歳にして一念発起してパソコンを始めました。ブログにも初挑戦です。

最新出版物
白浜砂夫の電子書籍




ランキング
投票お願いします。
にほんブログ村 ポエムブログへ


人気ブログランキングへ



ブログランキング

ブログ王

アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
7789位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
小説・詩
174位
アクセスランキングを見る>>
砂夫ちゃんカウンター
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

検索フォーム
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。