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短編小説・美しき魔性の女11

短編小説・美しき魔性の女11



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                              短編小説・美しき魔性の女10




白い街、名古屋、ある歌詞のワンフレーズで、あるがしかし、的を得た表現とは思えない。
千年の都、京都。水の都、大阪。憧れの東京。それだけでも、人の心に共鳴するものがある。
九条喜一郎は、〔心の故郷、東京〕と言い、よく詩歌にも書いている。心の故郷、それは、希望であり、憧れであるとも言えるだろう。
住むには、名古屋きし麺が美味い、この地と、米の上質の、美濃の大地と、父や母を育くんだ京都が良いと思っている。
その麺どころ、名古屋の、とあるレストランに、喜一郎と、安田万理子の、二人の姿があった。季節は早、初秋、風さえ優しく香る頃、万理子が、一際輝いて見えたのは、喜一郎だけではない、この店に来たお客さんもそうだったのであろう。
「御免よ、呼び出したりして、如何しているかなぁって、そう思ってね」
と、喜一郎は言葉を掛ける。
「うーん、こちらこそ、有り難う、心が休まりますわ」
と、万理子。少し疲れ気味のようである。
「忙しくなってきたみたいだねえ。でも、立ち上がり、一番たいせつな時だから」
と、喜一郎。心配しているようで、そうでもない。
「建学の今、この時こそ、頑張らなくてはね」
と、万理子。やはり、不思議な女?あるいは、奥深い力を持った女?
「それを聞いて安心しましたよ、万理子さんなら、建学の精神を確立してくださるでしょう。貴女を見込んだ、五条さんという人も、並みの人ではありませんねえ」
「まあ、有り難う、そんなにも高く評価してくださっているとは・・・。」
「ささ、どうぞ、美味しいきし麺でもいただきましょうよ」
「そうね、では」
と、万理子。まるで水を得た魚のように輝いていた。
全ては世界の平和から始まり、全ては世界の平和から、経済や文化の繁栄が成されると考える喜一郎である。それは、音楽から始まり、心と心を通わせることの出来る音楽以外にないと、そう思い詰めてしまうこともあるのだ。
「まあ、名古屋きし麺って、美味しいはねえ」
と、万理子。その言葉は、何よりの、お礼の言葉であった
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プロフィール

白浜 砂夫

Author:白浜 砂夫
どうも ”しらはますなお” です。

岐阜県大垣市在住
昭和24年1月11日生まれ
67歳
B型

好きな歌人は、女性では与謝野晶子、男性では、島崎藤村、石川啄木です。詩や和歌や小説を書き始めて20年あまりになります。鹿鳴館を舞台にした小説を書いております。63歳にして一念発起してパソコンを始めました。ブログにも初挑戦です。

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