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短編小説・鹿鳴館と公家7

短編小説・鹿鳴館と公家7


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鹿鳴館の舞踏会は、一月十七日、十八日の両日。
夜も更けての十時に開演されたのである。
訪れる淑女、紳士といえば、華族の壮年婦人や、来日している使節や大公使のである。
どうしてなの、と尋ねられても答える必要もないし、答えるべきでもない。
平民など相手にしない世界が、東京の内幸町の地にあったのである。
鹿鳴館とは、高貴なる者の為にある劇場。四分の三拍手の円舞曲『ワルツ』と、ソナタ形式の、メヌエットの輪舞曲『ロンド』の世界なのだ。
さあ、踊れや踊れ、リズムに乗って、手と手を翳せば夜は微笑む。囁く様な芳香の甘味を
知ろうではないか。そこでのヒソヒソ話しは、新たな歴史を作る魔性さえ秘めるのである。
とある日。
「鹿鳴館の舞踏会は、如何でしたか」
と、孝道。
「ええ、とても華やか別世界に招待されたような気分でしたわ」
と、奈都子。
「それは よかった。。三條の内府様の一声は大変なものなんですねえ」
と、孝道。
内府様に可愛がっていただけるのは、うれしいことなんですが」
と、答えるが何処か元気が無い。
「じゃ、内府様が主催される、鹿鳴館の晩餐会も行かれるということですねえ」
と孝道。奈都子の顔が曇った。
孝道のいない鹿鳴館など、どこがいいのだろうかと、そう思う奈都子である。
「ええ、行きますわ。でも、これで最後にしたいと思いますわ」
と、奈都子。覚悟を決めた一言というべきか。
「どうして、黒田総理だって、ぜひ叉来てくださって、声を掛けられたと。そう聞きましたよ」
と、孝道。理解できない言葉である。
「維新は、今上様にとって、止むにやまっれぬ覚悟と決断があったればこそですわ」
「それは、確かなことですが」
「孝道さんは、鹿鳴館がすきですか」
「いいえ、私は、興味がありません」
「私は、好きになれませんわ」
と、言って立上がった奈都子。
「又、会ってくださいますねえ」
と、孝道。
「ええ、きっと、きっと」
と、奈都子。
さて、日時と場所は移っていく。
奈都子と恵理子は、師匠宅で会話を重ねていた。
定例の発表会が迫っていた。
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プロフィール

白浜 砂夫

Author:白浜 砂夫
どうも ”しらはますなお” です。

岐阜県大垣市在住
昭和24年1月11日生まれ
67歳
B型

好きな歌人は、女性では与謝野晶子、男性では、島崎藤村、石川啄木です。詩や和歌や小説を書き始めて20年あまりになります。鹿鳴館を舞台にした小説を書いております。63歳にして一念発起してパソコンを始めました。ブログにも初挑戦です。

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