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短編小説・鹿鳴館と公家1

短編小説・鹿鳴館と公家1


【概略】
鹿鳴館を舞台に、維新の元勲たちと、旧、公家と武士たちの、虚虚実実の駆け引きが折りなす、人間のドラマ、明治の前半期にスポットをあて、人の生き様とを、どの様なものか迄、突こめたら光栄に思います。



歴史は波乱万丈なのだろうか。そうではないだろう。
唯、大河のごとく、流れていくだけではないだろうか。人の生き様が波乱万丈ではないのか。その生き様が歴史を作るのではないのか。私たちは、中華の国の、水滸伝に、胸を躍らせ、三国志に出てくる、名軍師、孔明の生き様に涙をながしたものである。
日本で、最も激動と波乱の時代あった、明治維新が終わり、元勲と公家の身の納め方、それが、自らに問いかけいくのも、時代をリードしたものの責務と言ってもいいのではないだろうか。それは又、子孫にも課せられた、使命と言っても良いと思えるのである。
沢の上奈都子、あなたは、鹿鳴館の華にもなれた美しき人。それでもあなたは、鹿鳴館を振りかえることもなく消え去って行ったのである。

明治二十二年一月七日。
枢密院は、七日を以って宮城内へ移転した。
明後日九日は、賢所(かしこところ)移転の件、御治成(ごじじょう)相成りたる趣きにて、賢所は御料の馬車に乗り、近衛騎兵隊の護衛の上、鍋島式部長官を始め、九条掌典長は供奉し、順路を宮城へと御移転したのである。
この頃、三條は内大臣の地位にいた。その時、影に隠れるように、寄り添うように、見守っていた二人の男女がいたのである。その人の名は、沢の上奈都子と、清所孝道である。(清所、きょんところ、御所の御台所、料理するところ)
結ばれる恋もある。叶わぬ恋もある。全ては、家のもつ大きな重しを捨て去った時、結ばれるという方向へと転換していくのであろうか。
数日後、奈都子は、二人が巡り合った時の様子を、友人の、森恵理子に語っていたのである。恵理子は、華道草月流の教授をしている。恵理子の母は古流、森派の師範と語り伝えられている。奈都子は同じく、草月流の師範代を勤めるようになっていた。
日野の流れを汲む、朱雀という良き師匠を持った二人は、幸運であったというべきであろう。月々日々に上達していく姿、それはあまりにも美しいと言わざるをえないのである。
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プロフィール

白浜 砂夫

Author:白浜 砂夫
どうも ”しらはますなお” です。

岐阜県大垣市在住
昭和24年1月11日生まれ
67歳
B型

好きな歌人は、女性では与謝野晶子、男性では、島崎藤村、石川啄木です。詩や和歌や小説を書き始めて20年あまりになります。鹿鳴館を舞台にした小説を書いております。63歳にして一念発起してパソコンを始めました。ブログにも初挑戦です。

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