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未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き10

未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き10


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山路の局。
「ショスタコピッチや、グスタフマーラーは、第九を越えた男と言われていますが」
と聞く。
「第九を越えたら、第十『アダージョ』ですね」
とホワイト夫人。
「ジョークですね」
と山路の局。
「ジョークでもあり、真実でもあります」
とホワイト夫人。
「ということは、第十は作られた?」
と左大臣様。
「第十『アダージョ』を先に作ったという事実がマーラーにはあります」
とホワイト夫人。
続けて、
「左大臣様が私を招かれた訳は?」
「それは、私が古今の名作曲家の学識、知識が浅いので、貴女の学識と深い研鑽をお聴きする事によって、私の悲願でもある世界の平和のためになればと、考えたからです」
左大臣様は答える。
「平和」
とホワイト夫人。
「あなたの言われた通り、ベートーベンは、反戦、反ナポレオン、そして、祖国ドイツの永遠の繁栄を願い、悲劇の内に亡くなっていった」
と左大臣様。
「ええ、そうです」
「その、ベートーベンを、心の師『先生』と仰ぐ、ロマン・ロランも、また、ナチス・ドイツの占領下にあったフランスで、いつ奪われるかもしれない命と時間を傾注したのは、ベートーベンの音楽と人生に関する執筆だったという伝説がありますが」
と左大臣様。「正に、二人とも偉大にして、壮絶な人生というべきでしょうねえ」
とホワイト夫人。
「わがジャパン国でも、永遠に生き続けている、偉大な二人なのです」
と左大臣様。
ホワイト夫人と山路の局、ともに頷く。
「もしかしたら、世界の平和は、音楽を抜きにしては、成し遂げられない・・・と思い詰めるようになったのです」
と左大臣様。
「左大臣様らしい」
と山路の局。
「私でお役に立ったようですね」
とホワイト夫人。
「ええ、もちろんです。これからは、大地球連合も、貴女の様な聡明にして、学識のある人を登用していく事になるでしょう」
と左大臣様。
「こちらこそ、世界の平和のために、更なる活躍をしてまいりたいと思います」
とホワイト夫人。
ホワイト夫人との会話が、やがて、楽しい思い出となっていくのである。

作曲家は名ピアニストでなければならないと言う説もある。
また、音楽は奥底に平和と繁栄を願う情熱と、郷愁を呼び起こす力を持っている。
また、音楽ほど会話に適しているものはないという説もある。
ベートーベンが、ハイドン、モーツアルトの影響を受けながら、成長して行った史実。
そのベートーベンを師と仰ぎ、大成したリスト。まさに百花繚乱、これぞ幾世紀を越えて今に続くドラマの中のドラマと言って良いだろう。
「出でよ、偉大なる作曲家よ。二十二世紀を華やかなものにしておくれ」
と左大臣様は叫んだ。
「左大臣様、どうしたのですか?」
と富山の局。
「いや、別に」
「お疲れでは?」
「それで、富山の局。千にのぼる大歌劇『オペラ』場構想はどうなっているかね」
「はい、オールマンリバー議長がぶち上げた千の数には迫力があったようです」
と富山の局。
「そうだろう。私たちが偉大なる作曲家よ、陸続と出てほしいと願っても、それを発表する場所、またそれを見聴きする場所がなければ、絵に描いた餅のようなものだ」
「解かりました。左大臣様の思いは議長を思い・・・ですね」
と富山の局。
「二十二世紀この千の大歌劇『オペラ』場建設から、ルネッサンスの幕を切って落とそうではないか」
と左大臣様。
「まあ、表現が上手になられたこと。あなたが幕を切って落とすのですか?」
それは次の会議を待たなくてはならないだろう。
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プロフィール

白浜 砂夫

Author:白浜 砂夫
どうも ”しらはますなお” です。

岐阜県大垣市在住
昭和24年1月11日生まれ
67歳
B型

好きな歌人は、女性では与謝野晶子、男性では、島崎藤村、石川啄木です。詩や和歌や小説を書き始めて20年あまりになります。鹿鳴館を舞台にした小説を書いております。63歳にして一念発起してパソコンを始めました。ブログにも初挑戦です。

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白浜砂夫の電子書籍




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