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未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き9

未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き9


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それから、少し日々は流れて、左大臣様が腕を組む日々は続いた。
何故、腕を組むかって?
それ自体が分からなくなっている。
悩みが深すぎると言う事なのか。
「魔性の女」
と呟く。
「あーら、私の事かしら?」
とカナダ国の太政官、ホワイト夫人。
「いやいや、これは独り言で」
と言って謝る。
「何か、悩みでも?」
とホワイト夫人。
「ベートーベンの様な、偉大な作曲家には及びませんが、少しは平和と、文化の繁栄を願う心はあるのです」
と左大臣様。
「と言う事は、ベートーベンの曲には、民族と国家の反映、そして平和への願いが込められていると言う事ですね」
とホワイト夫人。
「全てがそうなのでしょう」。
「すべてが?」
「だから、第九は、権力の魔性に魅入られてしまうのでしょうね」
「第九は、魔性を呼び込む曲と言う事ですね」
「だからこそ、べートーベンは、偉大な作曲家であり、最も悲劇的であったと言わざるをえない」
「そうですわ。私も彼の曲の全てに惚れ込んでいるのですが、その悲劇性に、かえって、魅入られてしまうのです」
とホワイト夫人。
彼女は、名ピアニスト言われている。
トントン、ドアをノックする音。
山路の局が入ってくる。
「あら、何か良い話をしているみたいですね」
と山路の局。
「そう、森と湖の国から来た、白い妖精」
と左大臣様。
「その心は?」
と山路の局。
「清純にして、そう一途」
と左大臣様。
「ありがとう」
とホワイト夫人。
「話しの内容は?」
と山路の局。
「カナダ国に、大歌劇『オペラ』場を作る話をしていたのだ」
と左大臣様。
「いえ、私はそんな、無理な話は」
と控えめに言うホワイト夫人。
「その数は?」
と二人の仲を詮索する山路の局。
「二桁」
と左大臣様。
「良いのですか?」
とホワイト夫人。
「良いではないか、カナダこそ、世界市民にとって、文化と、ミュージックの心の故郷、文化とミュージックを愛する者なら一度は訪れたい国ではある」
と左大臣様。
「まあ、嬉しい言葉であります。作曲家であれば、誰でも一度はベートーベンの第九に挑戦すると言うものです」
とホワイト夫人。
「第九は高いハードルだったようですねえ」
と山路の局。
「交響曲第九は、死の臭いがすると言う、そんなジンクスもあったようですが」
と左大臣様。
「それは、べートーベンの曲が、全て反戦、平和で貫かれている魔性を秘めている名曲だったからだと思います。反軍、反ナポレオン、反戦、わが祖国ドイツの永遠の繁栄。それが全てです」
とホワイト夫人。
「楽聖といわれる所以ですね」
山路の局。
「私は、音楽家や、作曲家を尊敬します。奥底には平和主義と、祖国の永遠の繁栄を願う情熱があるからです」
と左大臣様。
「それが、世界中の人々に愛される元になっているのでしょうね」
とホワイト夫人。
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まとめteみた.【未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き9】

未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き9                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き1      ...

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プロフィール

白浜 砂夫

Author:白浜 砂夫
どうも ”しらはますなお” です。

岐阜県大垣市在住
昭和24年1月11日生まれ
67歳
B型

好きな歌人は、女性では与謝野晶子、男性では、島崎藤村、石川啄木です。詩や和歌や小説を書き始めて20年あまりになります。鹿鳴館を舞台にした小説を書いております。63歳にして一念発起してパソコンを始めました。ブログにも初挑戦です。

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白浜砂夫の電子書籍




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