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短編小説・女相場師・五条愛子6

短編小説・女相場師・五条愛子6

                    短編小説・女相場師・五条愛子1

                    短編小説・女相場師・五条愛子2

                    短編小説・女相場師・五条愛子3

                    短編小説・女相場師・五条愛子4

                    短編小説・女相場師・五条愛子5

   
日本経済の救世主企業は?

国家の繁栄と平和、世界の繁栄と平和と時代は展開していく。
一国の存立だけ求めても、徒労と言うものだ。
五条愛子は、数日後、場、相場の終わった午後、北山、先生老人の自宅を訪ねたのである。
どんな家に住んでいるか、興味もあったが、先生の経済観や金融観などなど聞いてみたいのである。
愛子以上に不思議を超えた不可思議な存在なのだ。
それでいいのだ、相場師は。
その資産は、その実力は、バックには誰がいるか、などなど。
オブラートに包むように振る舞うのが相場師なのだ。
「先生、日本とアメリカのこれからは」
「そうだねえ、軍事的にも経済的にも一連托生の同盟国だからねえ」
「では、同盟関係は当分は続く」
と愛子。
先生からいただく緑茶に味わいを感じるのである。
「うん、ただし、経済的には競争関係から敵対関係になることもあり得る」
「日本が国家として富や財力を積み上げていけばいく程に」
と先生。
高額を支払った湯呑を見つめるのである。
「先生は、相場に強いだけでなく経済にも強い」
「まあ、そう大げさに」
と、まるで孫と話をしているような会話になっていくのである。
「ポイントになることは、国には国を救う人物、経済界には、経済界、実業界を救う人物が、必要なのだ」
「株式市場には、市場を救う企業が必要だと言う事になりますわねえ」
「うーん、勉強しているな、愛子は」
「では、どの企業が株式市場を救うかだ」
「その企業を、誰よりも早く調べ、手を打てということですねえ」
「やるなあ、愛子は」
北山先生が、愛子に寄せる微笑み。
それは、相場師としての太成を確信した、そんな笑顔だったことは間違いない。
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短編小説・作家の書いた恋のレター9

短編小説・作家の書いた恋のレター9


                    短編小説・作家の書いた恋のレター1

                    短編小説・作家の書いた恋のレター2

                    短編小説・作家の書いた恋のレター3

                    短編小説・作家の書いた恋のレター4

                    短編小説・作家の書いた恋のレター5

                    短編小説・作家の書いた恋のレター6

                    短編小説・作家の書いた恋のレター7

                    短編小説・作家の書いた恋のレター8


中山家が皇室と姻戚関係となったのは、幕末から明治維新と変わる頃。
大和の国に黎明の時は来たれり。
皇紀二千年の歴史。
悠久の流れの中で、これ程、朝廷の存在が大きく見えた時代はなかったであろう。
国難に対処するには、関東様(徳川)では如何なものか。
皇太子(後の明治天皇)立たずんば、国論を統一すること叶わず。
大義に生き大義に死す。
作家・千原正義、本名・中山大義。
あなたが、国の平和と繁栄と言う大義に生き、大義に死すと言う理想に燃えているなら、公家、朝廷の末裔として生まれた宿命。
愛に生き、ロマン生き、愛にロマンに死す。
それもいいだろう。
それは作家となった時からの運命。
人生と言う歴史の流れの中で、それが仮に一夜の花火の様に儚いものであろうとも、生きるとは、生き抜くとは、宿命や運命を乗り越えていく事かもしれない。
「愛に生き、ロマンに生きるには・・・」
正義は、お手伝いの松平永姫に、あえて意見を求めたのである。
「愛に生きるならば、久邇家のお嬢様がよろしかろうと存じます」
永姫は言う。
「うーむ。うーむ」
「伏してお願い申し上げます」
永姫は、床に伏して言上したのである。
何と何と大様な事をする人だ。
「登美子様の美しさと、聡明さが、あなたの内なる激情に火をつける、必ずや太成への道を開いてくれるものと思いまする」
「うーむ、うーむ」
言葉にならない。
内なる激情、それは情熱。
作家として太成するには必要だと言いたいのであろう。
「願わくば、愛よ永遠に、ロマンよ永遠に」
と正義は言葉を返したのである。

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短編小説・女相場師・五条愛子5

短編小説・女相場師・五条愛子5

                    短編小説・女相場師・五条愛子1

                    短編小説・女相場師・五条愛子2

                    短編小説・女相場師・五条愛子3

                    短編小説・女相場師・五条愛子4

   
株式市場の牽引企業はどこだ。

未来は嘘をつかないと語るべきか、嘘をつけないと言うべきか。
それと似ているのが、国家の財務、企業の財務事情である。
愛子は変わり者だ。
詩人に似たとこがある。
感性の豊かさこそ詩人の生命線だ。
感性の豊かな人は、意外と数字に強い。
その愛子が、二〜三年前まで、東海詩人倶楽部の副会長をしていたというのである。
その時の会長が、北山先生、老人の子息というから、これも巡りあわせというものであろうか。
やかて、アメリカの経済史は、どう色どられていったのであろうか。
ベトナム戦争を経てニクソンショツクが起きたのである。
アメリカは、金本位制からの離脱、いわゆる金とドルの交換停止。
円は、三百六十円の固定相場から変動相場制へと移って行くのである。
とある日曜日の午前のこと。
愛子は、北山先生、老人と、もう一人の老人?さんと書いておこう。
「あ、あなたは大川証券でよく見かける」
「ハイ、顔を覚えていていてくれたのですね」
「ええ」
「どうですか、あなたと三人で、昼食でもと思って」
「まあ、それは、ありがとうございます。よろこんで」
「明るい人だ、そのほうが好かれる」
と言って、待たせていたタクシーに乗せたのである。
市の中心街にある一宮ロイヤルグランドホテル。
その一階にあるレストラン濃飛。
三人の話は尽きなかつた。
「君は、日産コンツエルンだったか、大倉コンツエルンの一族だったなあ」
と北山先生。
すわっ、株買い占めの話かと、色めきたつ愛子。
この時代に、特上のアメリカ産の牛ステーキ。
女相場師、五条愛子。
お前の活躍する時代が来たと、特上の牛ステーキは語っていた。

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短編小説・女相場師・五条愛子4

短編小説・女相場師・五条愛子4

                    短編小説・女相場師・五条愛子1

                    短編小説・女相場師・五条愛子2

                    短編小説・女相場師・五条愛子3

   
株式市場は燃えているか?。

五条愛子が、取引をするようになった地場証券、大川証券。
地場証券には、大手証券にはない魅力がある。
店頭にたむろする客。そのお客の数が問題なのではない。
たむろする客の数々は、相当な資産家達である。
その、姿形はといえば、貧乏たらしい、みずぼらしい出で立ちの人が多い。
愛子は、この人達にかわいがられ、支持されて、一流の相場師になっていったのである。
当時、地方銀行の頭取の首が二〜三億円の金が出ていくと飛ぶと語られた、そんな時代である。
この人達は、それ以上の預金を持っていた。
一代で作りあげた人達が多いから、金銭に対してはシビアである。
「株式市場は燃えているか?」
そう言い合って、女店員が出してくれた緑茶を美味そうに飲むのである。
熱く燃えてこその株式市場なのだ。
愛子は北山と名乗る老人客に質問した。
「アメリカが朝鮮戦争に出兵し、又、同盟国に資金援助を続けましたねえ」
「ほう、愛子さんは面白いところに目をつけましたねえ」
と、言ってその老人客は微笑んだ。
「膨大な戦費によって、アメリカ経済は、疲弊していくのではないでしょうか?」
「その通りになるかもしれない」
「では、北山先生、アメリカは何か一手を打ってくるのでは」
「うん、間違いない。愛子さんは不思議な人だな。時代の先が読めるのか」
「いいえ、女の直感ですわ」
「直感で相場をはるのか」
「はい」
北山先生は、未熟な奴だとは言わなかった。
こういう、相場師も存在していいと思ったのである。

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短編小説・作家の書いた恋のレター8

短編小説・作家の書いた恋のレター8


                    短編小説・作家の書いた恋のレター1

                    短編小説・作家の書いた恋のレター2

                    短編小説・作家の書いた恋のレター3

                    短編小説・作家の書いた恋のレター4

                    短編小説・作家の書いた恋のレター5

                    短編小説・作家の書いた恋のレター6

                    短編小説・作家の書いた恋のレター7


「登美子さん、私は業深き(心や言葉、行為、行ない)男なのです」
「許せと言うのなら、許しますよ。私は」
登美子の言葉には暖かさがあった。
人は、罪も、心の罪も、許すには、相当、腹の座った人物か心の広い者にしかできない。
「私は、正義は・・・そう、あの人を守ってあげられなかった罪(心の罪)と、将来のある可能性を秘めた、あの人にとって、時間や時代は、とても大切なものなのです。
私の為に・・・ああ・・・ただただ、許されたいと思うのです」
登美子は立ち上がって言った。
「私が、麗子さんだったら、絶対に・・・うーん、あなたを許します」
「登美子さん、ごめんなさい」
「何を謝るの」
「貴女にも謝りたいのです」
正義は、頭を下げた。
「私は、今、此処にいる。此処に来ることも、あなたは認めている。そうですよね」
「そうです」
登美子は嬉しかった。
麗子の和歌の天才的な才能を認めている正義が、愛おしくてならない。
久邇家と言えば、華道や書道の名門中の名門である。
和歌については、存知ないが、秀でたものがあるのであろう。
「麗子さんは、不幸な人ではありませんでした」
同じ志を持って生きた、そんな青春時代があったと言いたいのであろう。
「登美子さん、ありがとう」
登美子をこの手に引き寄せて抱きしめた。
強く強く抱きしめた。
登美子の身も心も、熱く熱く燃え上がって行ったのである。

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ジャンル : 小説・文学

随筆・湖にもメロデイーやリズムはある

随筆・湖にもメロデイーやリズムはある


純愛の芦ノ湖から、楽章の湖、琵琶湖まで

芦ノ湖は泣いていた。
霧に包まれて静かに、たおやかに、流れ来るリズムよ、
それは、愛、純愛ゆえに、悲しみは深く、涙さえ止むことを知らず。
霧に隠れるように、包まれるように、ゆっくりと進む遊覧船。
その船の船上に、かすかに見える人の姿よ、あの人にあの人に何処か似ている。
そう思いたい私が、湖岸にいた。
さよならは言わないで、哀愁の湖、諏訪湖よ。
悲しみが深すぎるのは、愛し過ぎた恋ゆえに、
さよならの言葉に変えて、又、逢いにくるよと歌うだろう。
河口湖、ああ、愛おしい乙女のように、歌えば、美しい十代、
あの頃の湖のように音楽は愛されているだろうか。
美しき思い出の本栖湖、あの人も私も愛した慕情の湖。
泣かないで、泣かないで、思い出が美し過ぎるから、語りかけるように、愛を歌おう。
湖は心の故郷、静かなる琴の調べが聞こえそう、三方五湖。
言葉なんかはいらない。
また来たよ、又来るよ、との一言が有ればいい。
三方五湖よ、今日も故郷の歌が聞こえますか。
琵琶湖、古に名こそ残せし、琵琶の湖、妙なる声は流れる。
楽章の湖、琵琶湖。
母の面影、愛を浮かべて、流れ来るメロデイーやリズムも微笑んでいる。
面影は美しく、頬を流れる涙さえ、音楽になるのでしょうか。
母よ、琵琶湖よ、私を見守っていてほしい。


いのち短し、人生は、その短い人生も。
歌や音楽があれば、楽しい。
もう老人の仲間入りをした私が、最近、気付いたこと。
湖にも、メロデイーや音楽はある・・・と悟ったのである。
だから、私は、湖を訪ねる旅人だったのかと、苦笑いしているのである。
節分を過ぎて、立春に、文を書く。

テーマ : 思うこと
ジャンル : 学問・文化・芸術

歌詞・愛は悲しみを超えて

歌詞・愛は悲しみを超えて

ラララララ・ラララララ
愛、愛ある限り・・・
ラララララ・ラララララ
愛、愛すればこそ

愛は、悲しみを超えて
唯、あなたの元へ
届と祈る

愛は、憎しみを超えて
唯、あなたの元へ
届と祈る

ああ・・・愛よ
愛、あればこそ
伝えきれない、言葉の壁も

ああ・・・愛よ
愛、あればこそ
世界を隔てる、全てを超える


ラララララ・ラララララ
愛、愛ある限り

テーマ :
ジャンル : 小説・文学

プロフィール

白浜 砂夫

Author:白浜 砂夫
どうも ”しらはますなお” です。

岐阜県大垣市在住
昭和24年1月11日生まれ
67歳
B型

好きな歌人は、女性では与謝野晶子、男性では、島崎藤村、石川啄木です。詩や和歌や小説を書き始めて20年あまりになります。鹿鳴館を舞台にした小説を書いております。63歳にして一念発起してパソコンを始めました。ブログにも初挑戦です。

最新出版物
白浜砂夫の電子書籍




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