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歌詞・母慕情〔再掲〕

歌詞・母慕情〔再掲〕

〔せりふ〕
お母さん、私は、あなたが望んでいたような人にはなれなかつたように思います。そんな子供だけど、お母さんのことを思い出すたび、自身の力の無さと至らなさに、苦やし涙が溢れてくることがあるのです。

Ⅰ)男はいつも、泣かないものだ
唇かんで、生きなと言った
ああ、果てしない、悲しみよ
ああ、耐えられぬ、苦しみも
あなたがいたから、未来(あした)に生きる

夢でうなされ、夢見て泣いて
母よあなたは、あなたは今も
私の心の、花園にいる

Ⅱ)思い出すほど、あなたの愛と
あなたの笑顔に、包まれていた
ああ、何を語るの、強く抱く
ああ、頬を寄せては、戯れる
あなたがいるから、生まれてきたの

夢でうなされ、夢見て泣いて
母よあなたは、あなたは今も
私の心の、花園にいる
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短編小説・君に心は届いたか10(了)

短編小説・君に心は届いたか10(了)



                              短編小説・君に心は届いたか1


                              短編小説・君に心は届いたか2


                              短編小説・君に心は届いたか3


                              短編小説・君に心は届いたか4


                              短編小説・君に心は届いたか5


                              短編小説・君に心は届いたか6


                              短編小説・君に心は届いたか7


                              短編小説・君に心は届いたか8


                              短編小説・君に心は届いたか9



孝夫が、手紙を送ってから三日後のことである。
この文章は、番組の冒頭から流れ出したのである。
「まさか、信じられない」
と、孝夫は絶句した。真理子に読んでもらいたい手紙であった。
そして、もう一つの報告、それが孝夫を驚かせたのである。真理子が近々、この番組を降りて、親会社のテレビ局へ移動するというのである。テレビでは、新番組を担当することが決まったというのである。局では、どの様な番組を担当させるのであろうか。
孝夫は、想像を回らせずにはいられなかった。
日々は流れて、又又日々は流れていく。
今度は、重ねた月日が人に、自信を与えてくれることが、多々あるのだ。
作家となることを決意したことによって、全ては変っていった。貧乏と、愛と別離という運命に泣いてきた孝夫。それは作家になる為に、天が与えた運命だったのだと悟ったのである。運命を使命に変え、使命を勇気の元として、行動するエネルギーを追い風にして、進んでいったのである。
全ては世界の平和の為に、全ては世界の平和の為に、作家は叫び続けなければならない。それが、作家たる由縁であると思うのである。
孝夫は今、原稿用紙に向かってペンを走らせている。額から流れ出る脂汗。
何とかしなければならないと、戦っているのだ。それでも、孝夫には満足感があった。
無意味に過ごした、長い年月を過て、今は生きているという実感があった。
一文字、一文字に書くことに対する使命と覚悟を持つようになっていた。
かの事件の延長線上にあるものはきっと、古の賢人たちが夢に見た、〔大和〕やまと、平和の王国の文字ではなかったのだろうか。
孝夫は、小説の中で、この様に書いている。〔大和の民族こそ真の民族であると言い切れるとすれば、それは美しい文字と、美しい音声を持っていることに他ならない。その奥底は、思いやりの心と、多様な文化や宗教を許容する幅の広さである〕。
さて、それからの真理子はどうなったのであろうか。書いておきたい。
真理子のテレビ局への転向は、大成功というより、当たったというべきであろう。
一つの賭けであったと思えてならない孝夫である。
正に、意外性と〔美しい魔性〕、作者は、人を牽きつけて止まないスケールの大きな人格、それを、美しい魔性と言いたい。真理子はそういう女性だと思うのである。断わっておくが、真理子は美人ではない。表装的には平凡な、何処にでもいる庶民であり、彼女も語って幅からなかった。だれにでも、
それでも、テレビを見るフアン層を轢き付けてやまないのは、人は姿、形ではないということであろう。孝夫の小説は世に出たのである。そして、人々の注目を引くようになった。のである。自分の書いた小説が、小、中学生の作文の、読者感想文の部門で、一生徒が賞を戴くようなことがあったら、その感想文を読んだ当の作家は、思わず涙ぐんでしまうであろう。これを、作家冥利に尽きるといっても過言ではない。
作家とは、命を削ってでも書かねばならないことがあるからだ。
それから、一年は過ぎたであろうか。二月の十二日。建国記念日の翌日。
孝夫と真理子はテレビ局のロビーで会った。二回目に出した小説が、大衆文学賞の新人賞を戴いたのである。誰にも祝ってもらえない孝夫と、賞であった。真理子は、ニュースを見落としはしなかった。真理子は、待ち合わせの時間に遅れることなく来ていた。
「心は届きましたか」
と、孝夫。
「ああ、あの手紙ね。ええ、多分、きっと」
そう言ってから、プレゼントを手渡すのである。真理子は心の中で誓っていた。今度、上の賞を取った時は、私の番組に出演させてあげると。
さて、孝夫が真理子から、会いたいとの手紙を読んだのは、馴染みの喫茶店であった。まだ無名の、世間に知られていない孝夫では当然なのかもしれない。
それでも、蘭の一種の、シンピジウムが、長い茎を延ばして、白と淡いピンクの色を輝かせて、一緒に喜んでくれているようだった。
孝夫の挑戦は続いたのである。書くことは、孝夫にとって挑戦なのである。自らのうちにある、絶望と弱気心を、無くす為に、唯ただ、書き続けた。
半年後のことでである。新作の小説は、大衆文芸賞の最優秀賞に輝いたのである。
孝夫は、真理子に招かれて、真理子のテレビ番組に出演した。
「マリー、有り難う、」
と、礼を言ったのである。
「いいえ、お礼を言わなければならないのは、きっと私の方かもしれませんねえ」
と、真理子。
「え、如何して」
と、孝夫。
「あなた様から戴いた手紙の数々。それはまるで、私を励ましているようでしたは」
と、真理子は微笑んで言う。
「うん」
と言って暫らく無言の孝夫。アシスタントが、
「先生、お言葉を、お言葉を」
と、催促するのである。孝夫は叫んだ。
「マリー、あなたは心までも美しかった」。





(了)

歌詞・哀愁の大垣駅〔再掲〕

歌詞・哀愁の大垣駅〔再掲〕

(セリフ)
ああ、大垣、愛と別離を重ねて、生きてきた町、それでも、さり難くて、溢れくる涙とともに暮らしている。

(1)
まだ若すぎた、あの頃に
蓮華のような、恋をした
年上の人、紫の
ああ、大垣は、大垣は
水の都に、雨が降る、
情け知らずの、雨が降る
送らないでと、泣いた人

(2)
別れる事の、悲しみと
二度と会えない、切なさを
乗せて汽車は、行くという
ああ、大垣は、大垣は
実り豊かな、秋の柿、
食べて別れの、時を知る
未練ばかりが、募る駅

(3)
好きだったよと、過去形で
言って泣かせる、薄情け
乗せて汽車は、走り出す
ああ、大垣は、大垣は
連れて行けない、悲しみと
附いてゆけない、切なさを、
包み隠すか、夜の駅
包み隠すか、夜の駅

短編小説・君に心は届いたか9

短編小説・君に心は届いたか9



                              短編小説・君に心は届いたか1


                              短編小説・君に心は届いたか2


                              短編小説・君に心は届いたか3


                              短編小説・君に心は届いたか4


                              短編小説・君に心は届いたか5


                              短編小説・君に心は届いたか6


                              短編小説・君に心は届いたか7


                              短編小説・君に心は届いたか8



時は来たというべきか、時が来たことを悟ったのであろうか、
孝夫は思い切って自身の心情を主張してみた。主張したと書くより、吐露したと書くべきであろう。手紙を書くペンにも力がこもる。

我が恋しのマリー、我が憧れの君、私のマドンナのマリー、あなたは、私の希望の星でした。
自身の生き様や、将来に対する希望が持てなくて、悶々とした日々を送ってまいりました。
その為に、そのことによって、多くの人達、取り分けて家族や、友人、親しい人達を苦しめたか知れません。きっとそうだと思います。
このような中で、あなたは、私の心の内に、彗星のように登場して来たのです。
あなたは、私を弱い人間から強い人間に変貌させてくれたようです。
人は、新たに希望の人生を生きて行くには、飛び越えていかねばならない大きな溝があるものなのです。そんな難事も、勇気を持って渡っていけそうです。あなたは私に勇気を与えてくれました。あなたの持つ魅力に酔い痺れた日々、さようなら、恋しのマリー、さようなら、わがマドンナのマリー、これが最後の手紙になるでしょう。
そうですね。マリーと私、二人が会う機会が許される日があれば、いつの日か、二人はテレビ局のスタジオで会いましょうね。それは、又、あなたがテレビ局で活躍していることを意味しているのです。ラジオからテレビへ、そんな奇跡みたいなことをといってこまらないでくださいね。だって私は、未来向かって飛び出していこうと決めたのですから。
未来は、想像を超えた世界であってもいいのではないでしょうか。二人が想像を超えた活躍をしている。どうか、どうか、私にテレビ局の番組の中で、ありがとうマリー、の一言を言わせて下さいね。

孝夫より

歌詞・幻の乙女〔再掲〕

歌詞・幻の乙女〔再掲〕

(1)
哀れ唇に、言葉あり
一度だけ、許された、永遠の恋人
涙さえ美しく、頬を流れる
ああ、君は、幻の乙女

(2)
長い黒髪、流れゆく
制服の、胸さえも、揺れて波打つよう
この一コマさえも、野原を飾る
ああ、君は、幻の乙女

(3)隠し切れない、瞳には
濡れるほど、愛しくて、君を抱きしめていた
花よりもなを、短い命
ああ、君は、幻の乙女

(ささやき)
幻の乙女、ああ、君は、永遠の恋人、唯一度の巡り合いも、恋の違いはないだろう、その美しさゆえ、幻の中に閉じ込めておこうよ。

短編小説・君に心は届いたか8

短編小説・君に心は届いたか8



                              短編小説・君に心は届いたか1


                              短編小説・君に心は届いたか2


                              短編小説・君に心は届いたか3


                              短編小説・君に心は届いたか4


                              短編小説・君に心は届いたか5


                              短編小説・君に心は届いたか6


                              短編小説・君に心は届いたか7



一歩前へ出る為に、背中を押してくれる人。
それは、とても大切な人、人生の奥深さをよく理解している人でなければ為らない。それを、真理子に求めようとした
孝夫の読みは良かったのであろうか?。
さて、その行動に移す時は刻々と迫っていたのである。
少し暖かな澄み渡った朝である。
そして今日は日曜日という日。営業日だったのに、彼は店を休んで外出した。
近郊の市で行われた、秋の産業文化祭を見学に行く為であった。
静かな山懐の本巣市。その市街を離れた緑と古田織部の里にある、中央公民館とそのグランドで開催されたのである。
戦国時代から、江戸初期を代表する織部の里は、織部焼きや書画を初めとして、文と芸の道に優れた足跡を残した里であった。
中央公民館の大フロアーに展示された洋画、日本画、版画など、各クラブが競うほどに輝いていた。ああ、何と言う美しい花よ、花だから美しいのか、美しいから花なのか。華道の道も絶えずに流れいるようである。
織部という傑出した人物が出現したことによって、それがこの地方に優れた文化の華を咲かせたのである。
孝夫は、思考をめぐらすのである。文化芸術の流れも、まるで川の流れに似ているのかもしれない。孝夫は、婦人部の有志による手作りのチャーシューメンを注文したのである。
手作り、何と言う優しき言葉の響。孝夫にとって絶えて久しき料理の味よ。代金の二百五十円を、さりげなく渡す孝夫。にっこりと微笑えんで受け取る婦人。
「あなたは美しい」
と、一言いう孝夫
「あら、お世辞がお上手ね」と、
言って微笑んだのである。孝夫は、事実、美しい人だと思った。
しかし、その美しさは何処から来ているのだろうか。
覚知するにはまだ若すぎる年代ということであろうか。
それから、無料の豚汁をよばれた。これが又、実にうまいのである
「とても美味しかったです」
と、素直に言えた。
願わくば、今一度、見事な産業文化祭を開催されますよう。
野外ステージで歌謡際が開かれたのである。聞いて驚くなよ。これ位で驚いては人の世を生きて行けない。この女性歌手こそ、エヌHKの紅白歌合戦の常連であり、当代一の人気歌手なのである。前座だって馬鹿にしないでもらいたい。今年は、紅白歌合戦に出場できるかも知れない、と噂されているあの女性歌手なのでえある。
実に良い企画の数々である。孝夫はそれを、徒で聞こうとしたのであるから、ケチクサイいえば、ケチクサイけれども、心の内にゆとりを持ちたかった、彼の心情を察したい。
「アンコール、アンコール」
と、叫ぶ声、多々あり。
「アンコールをお願いします」
と、大声で言って、前面に押出して来た孝夫。
孝夫は司会の北原香子と対峙したのである。信じられない、こんな大胆な孝夫を見たのは初めてのことである。北原香子は、歌手と相談する羽目になってしまったのである。
かくして、歌は流れる流れる歌は、美しき文化の里に歌は流れて、残るは心の豊かさ。
残ったのは、心の豊かさだけではなかったようである。
柏手の嵐は流れて、大都会、東京のあの人にまで届いて、招かれる事になっていくのである。
あれからも、真理子への投書は続いた。
熱き思いをそのままに。
さて、孝夫の手紙は、ラジオから流れたであろうか。
それが相当数、声の魔術師によって流れていったのである。
真理子は、共鳴と共感をリスナーの中に求めてゆくうちに、人気が上がっていく。
孝夫は、共鳴と共感を得る文章の数々に、リスナーも後に続いて来るのである。
話題性や、季節性、そこに織り成す人生の機微。愛と憎しみと、辛さと喜びを、、、、全てを認め許す、リスナーの豊かな心によって、人気番組へと成り上がっていくのである。
孝夫が、そのリーダー的存在になってゆくのであるが、それは結果論である。
ラジオ局を弁護するためにも書いておかねばならないが、個々に多少があるのは、止む得ないことであると。何しろ膨大な数を呼んでくる人気番組もあるのだ。
声の魔術師に読んでもらった、ああ、私って幸運ね。そんな、軽いタッチで楽しむほうが、良いと思うのは私一人ではないだろう。
真理子の人気は、更に高まっていった。
年も押し迫った一日。
この番組は、配役の妙で持っているという手紙があり、声は流れた。
原田太郎の音声は、確かに明るかったのである。
果たしてそうなのであろうか。孝夫には言い切る自信は無かったけれど、真理子の持つ魅力と、共鳴と共感を求めて、強かになってゆく、真理子だからであるとおもうのである。
プロフィール

白浜 砂夫

Author:白浜 砂夫
どうも ”しらはますなお” です。

岐阜県大垣市在住
昭和24年1月11日生まれ
67歳
B型

好きな歌人は、女性では与謝野晶子、男性では、島崎藤村、石川啄木です。詩や和歌や小説を書き始めて20年あまりになります。鹿鳴館を舞台にした小説を書いております。63歳にして一念発起してパソコンを始めました。ブログにも初挑戦です。

最新出版物
白浜砂夫の電子書籍




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