スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き おまけ編

未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き おまけ編

皆さんお元気ですか。
風邪など引いていませんか。
どうかお体を大切にして、五月の暖かくて優しい陽光の中で、ゴールデンウイークを楽しんで頂けるよう祈らずにはいられません。
オペラと言えば『ロミオとジュリエット』『蝶々夫人』『カルメン』ぐらいしか知らない私でしたが、少し勉強していった中で、カルメンが四千回以上も、上演されている事を知った時は「へえ、すごいなあ」と驚きの声を上げたのです。
また、カルメンが何度か映画化され、あの、チャプリンが、ドン・ホセと言う役を見事に
演じて、さらに人気を高めたと言うのも、実に、素晴らしい結果であると感心したのです。
作曲したビィーゼイの友人、ギロー。エネルト・ギローが新しい形式にしてから、世界中
を席巻するようになったのである。
これには、言葉では伝えきれない、不可思議なるものが味方したと思えてならない。
さあ、未来に向かって前進しよう。
一歩一歩前進の歩みを続けていけば、「積み重ねられたもの」が大きく花開く時が来るであろう。
サンフランシスコ、ロスアンゼルスから、ハワイ、ミットウェート島から、下関、北九州を経て、釜山に長大の橋が架かる事も、やがて現実のものとなるであろう。
浮体工科学が進捗し、風力発電、太陽光発電の技術がさらに進捗し、水中ポンプを利用して、線路や道路を維持し続けると言う事もありえるだろう。
そこには、超新幹線、モノレールや、レールバスも走るであろう。正に、二十二世紀から、二十三世紀に続く、絢爛たる文明と科学の花が開く百年になるであろう。
見ましょうよ、今は見果てぬ夢かもしれませんが、夢に酔い、夢を求めて生きる方が、余程明るく楽しいと、そう思うのです。
スポンサーサイト

未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き12(了)

未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き12(了)


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き1


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き2


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き3


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き4


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き5


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き6


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き7


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き8


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き9


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き10


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き11



さて、このバーチャル首脳会議で、どのような決議なされたのであるうか。
会議は燃えていたか?踊っていたか?オールマンリバー議長より提案された、論文形式の議案に対して、賛成が過半数を占め、議案は成立したのである。その外、条件つき賛成が四割を占めたのである。
「反対票が一票もなかったと言う事は、すごい結果です」
と投票結果を読み上げるネルソン夫人秘書官長。驚きを隠せない。
「これは、歴史に残る会議になるだろう」
と言って椅子より立ち上がってしまった、ブラジル国のサンバの太政官。
議長は立ち上がった。
「ついに、新しい歴史の幕は切って落とされた」
議長の雄叫び。
「ヒューマニ・人間讃歌の歴史を開こう」
と言ってシャンソンの太政官も立ち上った。
後の言葉が続かないでいる。
この様子を見ていた高級女官、裏方役として適切な判断であったのであろうか?ミージックスタートのボタンを押してしまったのである。かくして歓声はミュージックに乗って流れて行ったのである。
ある国では密やかに、ある国では静寂の中で、それでいて世界の隅々にまで広がって行ったのである。やがて、この歌が、大地球連合の本部歌となって行くのである。

陽射しの暖かい午後の事。
まるで、音楽で言う所の『響き、余韻』を楽しむ語らいの場所と、ふさわしい人達がいたのである。
「左大臣様の心の内にある、見果てぬ夢とは?」
と高級女官。
「見果てぬ夢。ああ、憧れかも」
と中川の局。
「夢があるから、生き抜いてこられたの?」
と高級女官。
「夢に酔いしれてしまう所があるから。ま、それも可愛らしいけれども」
と中川の局。
「まるで、歌曲のなかでもリードに似ている」
と富山の局。
「リードって、孤独な主役と語るべきか、偉大なる歌手?と語るべきなの」
と高級女官、中川の局。
「それは、戯曲の、すばらしい演劇にも似ている」
と富山の局。
「まあ、左大臣様を持ち上げたりして」
と高級女官。
「良きミュージシャンは、演劇の主役にもなれるかもしれませんはね」
と富山の局。
「少し話題は変わるけれど、シルクロードは音楽の道でもあった?と聞いた事がありますが」
と高級女官。
「勉強不足で申し訳ないが、雅楽『平安音楽』の元は、唐樂であり、その元は、シルクロードの発地にあったのは確かです」
と左大臣様。
「正に、千年を越える悠久の流れ」
と言ってため息をつく高級女官。
「悠久を遥かに越える永遠。億年単位の永遠を、永遠から永遠へと流れるリズムに乗せて生命は存在続けて来たのである」
と左大臣様。
「その、ダイナミックな流れに乗って進化し続けると言う事でもある」
と富山の局。
一同うなずく。




(了)

未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き11

未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き11


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き1


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き2


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き3


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き4


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き5


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き6


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き7


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き8


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き9


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き10



そしてまた、日々は流れて、日々を新たに二十二世紀は、科学と音楽の世紀として、絢爛豪華の内に、繁栄の坂を上って行くのである。
蔦の太政大臣と左大臣様の会話は、断続的に続いたのである。
「私は、今度、職を辞す事にする」
と太政大臣。
「辞める決意が固まったのですか?」
と左大臣様。
「そうだ」
「それで、私になにか?」
と左大臣様。
「ついては、何か置き土産になるもの、功績になるものが欲しいのだ」
と太政大臣。
「わかりました。後任の人事任については、オールマンリバー議長に一任する事にしては?」
と左大臣様。
「一任でいい」
「功績については、私が思案してみましょう」
と左大臣様。
「よろしく頼む」
礼を言って引下がって行った。
その後すぐに、右大臣と、富山の局を呼んだのである。
「何か良い功績になるようなものはないか?」
と左大臣様。
「それでは、私が何か」
と右大臣。
「ちょっと待って」
と富山の局。
「何か良い方法でも」
と二人。
「ええ、こんなのはどうでしょう。二十二世紀に相応しい、世界共通の、それも高級、高度な音響でありながら、覚えれば簡単に弾ける楽器を発明、製作したグループを、公私ともに支援したと言うのはどうでしょうか」
と富山の局。
「いいかもしれない」
と右大臣。
「それで、例えば?」
と左大臣様。
「一八八八年。田中正平博士が発明した、純正調のオルガンのようなもの」
と富山の局。
「これはいけるかも」
と右大臣。
「これには、当時のドイツ皇帝が、スポンサー役をかって出て、資金援助していますし、それに」
と富山の局。
「それに?」
と右大臣。
「明治二十四年四月には、明治天皇も金千円を贈っています」
「うむ。科学と音楽の二十二世紀こそ、その総力を挙げてつくる楽器」
と左大臣様。
「そんな、世界共通の楽器を作っても不思議ではない」
と右大臣。
「では、早速、そんな研究開発をしているグループはないか高級女官に調査させます。後は私が乗り込むとか」
と富山の局。
「よろしく頼む。君が頼りだから」
と左大臣様。
笑顔を返して退席した富山の局。

大地球連合で、バーチャル首脳会議がおこなわれたのは、七月七日の七夕の日であった。
織姫と彦星の伝説は、幾世紀を越えて今も語られるのである。
オールマンリバー議長の開会宣言。
パネルの大画面を見ながら多数の人と対話するのも、科学が一段と進歩した二十二世紀だから出来ることである。平和な二十二世紀だからできることである。
この様な会議こそ、現代の外交戦と言ってもいいだろう。
この様な対面劇は、オペレッタのような、ちょっと娯楽的要素のかかった、軽いタッチの歌劇にも似ている。
あまりにもクールすぎるのである。
そのクールさを交えて、白熱した論戦が繰り広げられれば、それでもいいのかもしれない。
さあ、情熱を滾らそう。
文化は、知性を高める。芸術は心を豊かにする。音楽は人の心を開放し、意欲を与える力を持っている。
オールマンリバー議長が発表した『音楽で作ろう人類愛の架け橋、平和の架け橋』の論文は注目を集めたのである。
この中には、先にぶち上げた、千の大歌劇『オペラ』場建設構想はもちろんのこと、新たに百の音楽学校を作ろうと言うのである。
これには、左大臣様も前もって相談を受けている。
「アメリカと言う、心豊さ、スケールの大きさ、うらやましい」
と左大臣様。
「うらやましい、どうしてだ?」
「ジャパン国で、百の音楽学校を作ろう、との構想をぶちあげたら、袋叩きに合いますよ」
「貴国は、音楽の全てにおいて未成熟なのか」
と議長。
「そうとも言えます」
「だったら、俺について来い」
「よろしく」
「太平洋に架ける橋ではないが、世界に架ける平和の橋」
流れるミュージックこそ、橋と言いたいのであろう。
こんな会談の後日に、今日を迎えたのである

俳句『春・旅たちの季節』参題

俳句『春・旅たちの季節』参題

(一)
旅たちと
巣立ちを重ね
青春(はる)が逝く

(二)
ありがとう
教えられたり
教えたり

(三)
さようなら
未来(あした)に繋ぐ
言葉言う


四月一日、晴れ、旅立ちに相応しい空の下にて

テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き10

未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き10


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き1


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き2


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き3


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き4


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き5


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き6


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き7


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き8


                                未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き9



山路の局。
「ショスタコピッチや、グスタフマーラーは、第九を越えた男と言われていますが」
と聞く。
「第九を越えたら、第十『アダージョ』ですね」
とホワイト夫人。
「ジョークですね」
と山路の局。
「ジョークでもあり、真実でもあります」
とホワイト夫人。
「ということは、第十は作られた?」
と左大臣様。
「第十『アダージョ』を先に作ったという事実がマーラーにはあります」
とホワイト夫人。
続けて、
「左大臣様が私を招かれた訳は?」
「それは、私が古今の名作曲家の学識、知識が浅いので、貴女の学識と深い研鑽をお聴きする事によって、私の悲願でもある世界の平和のためになればと、考えたからです」
左大臣様は答える。
「平和」
とホワイト夫人。
「あなたの言われた通り、ベートーベンは、反戦、反ナポレオン、そして、祖国ドイツの永遠の繁栄を願い、悲劇の内に亡くなっていった」
と左大臣様。
「ええ、そうです」
「その、ベートーベンを、心の師『先生』と仰ぐ、ロマン・ロランも、また、ナチス・ドイツの占領下にあったフランスで、いつ奪われるかもしれない命と時間を傾注したのは、ベートーベンの音楽と人生に関する執筆だったという伝説がありますが」
と左大臣様。「正に、二人とも偉大にして、壮絶な人生というべきでしょうねえ」
とホワイト夫人。
「わがジャパン国でも、永遠に生き続けている、偉大な二人なのです」
と左大臣様。
ホワイト夫人と山路の局、ともに頷く。
「もしかしたら、世界の平和は、音楽を抜きにしては、成し遂げられない・・・と思い詰めるようになったのです」
と左大臣様。
「左大臣様らしい」
と山路の局。
「私でお役に立ったようですね」
とホワイト夫人。
「ええ、もちろんです。これからは、大地球連合も、貴女の様な聡明にして、学識のある人を登用していく事になるでしょう」
と左大臣様。
「こちらこそ、世界の平和のために、更なる活躍をしてまいりたいと思います」
とホワイト夫人。
ホワイト夫人との会話が、やがて、楽しい思い出となっていくのである。

作曲家は名ピアニストでなければならないと言う説もある。
また、音楽は奥底に平和と繁栄を願う情熱と、郷愁を呼び起こす力を持っている。
また、音楽ほど会話に適しているものはないという説もある。
ベートーベンが、ハイドン、モーツアルトの影響を受けながら、成長して行った史実。
そのベートーベンを師と仰ぎ、大成したリスト。まさに百花繚乱、これぞ幾世紀を越えて今に続くドラマの中のドラマと言って良いだろう。
「出でよ、偉大なる作曲家よ。二十二世紀を華やかなものにしておくれ」
と左大臣様は叫んだ。
「左大臣様、どうしたのですか?」
と富山の局。
「いや、別に」
「お疲れでは?」
「それで、富山の局。千にのぼる大歌劇『オペラ』場構想はどうなっているかね」
「はい、オールマンリバー議長がぶち上げた千の数には迫力があったようです」
と富山の局。
「そうだろう。私たちが偉大なる作曲家よ、陸続と出てほしいと願っても、それを発表する場所、またそれを見聴きする場所がなければ、絵に描いた餅のようなものだ」
「解かりました。左大臣様の思いは議長を思い・・・ですね」
と富山の局。
「二十二世紀この千の大歌劇『オペラ』場建設から、ルネッサンスの幕を切って落とそうではないか」
と左大臣様。
「まあ、表現が上手になられたこと。あなたが幕を切って落とすのですか?」
それは次の会議を待たなくてはならないだろう。
プロフィール

白浜 砂夫

Author:白浜 砂夫
どうも ”しらはますなお” です。

岐阜県大垣市在住
昭和24年1月11日生まれ
67歳
B型

好きな歌人は、女性では与謝野晶子、男性では、島崎藤村、石川啄木です。詩や和歌や小説を書き始めて20年あまりになります。鹿鳴館を舞台にした小説を書いております。63歳にして一念発起してパソコンを始めました。ブログにも初挑戦です。

最新出版物
白浜砂夫の電子書籍




ランキング
投票お願いします。
にほんブログ村 ポエムブログへ


人気ブログランキングへ



ブログランキング

ブログ王

アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
8000位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
小説・詩
180位
アクセスランキングを見る>>
砂夫ちゃんカウンター
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

検索フォーム
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。