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未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き1

未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き1

時は二十二世紀。
私達は、この大きな地球に包まれながら、何と暖かな、何と優しい思いやりの中で、生活しているのでしょうか。
「ねえ、ねえ、聞いた。富山の局様」
と中川の局。
「あーら、なぁーに。中川の局様」
とかしこまって聞く富山の局。
「お歌さん、お歌さん、香りを教えておくれ。歌の、香りを教えておくれって、左大臣様。窓を開けて、大空に向かって話しかけているのです」
と呆れた声で話す中川の局。
「あら、ミュージックに香りがあるなんて、とても信じられませんが、もしあれば、それはそれで。でも、おかしな発想をする左大臣様ですこと」
と笑いを噴出してしまう富山の局。
「そうでしょ。そうでしょ。花に香りあるっていうのは、至極当然ですけれども」
「まあ、いいじゃないですか。若しかしたらとか、であるかもしれないと、捉えるのが二十二世紀の有り様ですからねえ」
と富山の局。
左大臣様は最近、ジャズの太政官との対決で、疲れているのかもしれないと心配になる。
「そうでしたはねえ。何事も、若しかしたらとか、であるかもしれない、と捉えていくのが、二十二世紀の科学であらねばならないのね」
と中川の局。
「あら、誰の受け売り」
「大地球連合のシャンソンの太政官様ですわ」
彼の面影を浮かべてうっとりする中川の局。
シャンソンの太政官とのロマンスは本当であったのか?
「やっぱり、でもそれはそれとして、そうですわねぇ、二十一世紀とは違うものでなければ、二十二世紀になったとはいえませんものねえ」
何処まで行っても真面目に答える富山の局
「不思議なところと、変に真面目なところ、うーん左大臣様に似てきた」
と中川の局。

とある日のこと、
「ロミオ様、何故にあなたはロミオなの?」
という有名な独白に続き、ジュリエットは、二人を縛る家名への思いを語る。
「名前が何だっていうの?バラと呼んでいる花を、何か他の名前で呼んでみたって、甘く香ることに変わりはないわ」。
よくぞ言ってくれたものね、と当時のオペラを偲ぶ山路の局。
ジャズの太政官。
「シャンソンの太政官は、元フランス貴族。オー、ノー」
「大事なのは実体であり、家名はそれ程重要ではない」
と山路の局。
何故か、ジャズの太政官の肩を持つのである。
「無論、名前が大事ということも少なくない」
とジャズの太政官。
「心配りね。本当に外交のうまい人」
と見直してしまうのである。
バーチャル専門家会議の始まる少し前の控え室での会話だった。
山路の局はアジア州切っての、ヨーロッパ嫌いだけれど、オペラだけは大好きだった。
短い時間の中にも、絶妙なタイミングというものが有るのかもしれない。
二人が結ばれるとしたら、この積み重ねの中に実現していくものなのかもしれない。
開幕のメッセージが流れる。
蔦の太政大臣の声が流れる。少し元気のない声。風でも引いているのか。早く元気になってもらいたいものである。
バーチャル専門家会議は開催されたのである。
今回の議長を務める、ワルツの太政官。
「わが思いを込めて、メッセージを送る」
と送信のボタンを押す。
ついに歴史回転の幕は切って落とされたのである。
ちょっと大袈裟すぎるかしら?
何しろ、ワルツ太政官はドイツ貴族の出身なのです。
左大臣様は、それもまた、ジャパ二―ズ貴族の出身なのです。
秘書として傍いた富山の局。
「貴族様ばかり集まって、これでいいのかしら?」
と呟くのである。
「議長」
と言って立ち上がる左大臣。
「立ち上がらないでいいの」
と言って必死なって押しとどめる富山の局。富山の局の苦労は当分続きそうです。
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歌謡作詞・花影の人

歌謡作詞・花影の人

一)誰にも言えぬ、胸のうち
いつもあなたに、語っていた
慕うがごとく、恨むがごとく
乱れる声の、悲しさよ
月影に咲く、花のよう

二)この世の罪の、重たさに
幾度まくらを、濡らすやら
絶えざるごとく、糸のごとくに
愛を重ねて、酔いしれる
月影に咲く、花のよう

三)春にあなたと、巡り合い
秋にやつれ、身を晒す
ささやく如く、泣くが如く
人目を忍ぶ、切なさよ
月影に咲く、花のよう。

歌謡作詞・愛の履歴書

歌謡作詞・愛の履歴書

一)年の数ほど、あるんじゃないの
指の数ほど、折りたくないは
我が儘みたいに、歩いてきたと
そんな言い訳、したくはないの
愛の履歴書、涙の真珠
心の窓辺に、飾るのね

二)寂しい思いを、させる人
優しいだけの、人たちね
激しい恋の、夢を見て
消えた幻、数えるの
愛の履歴書、涙の真珠
心の窓辺に、飾るいのね

三)巡りあいたい、あなたに会いたい
心の隙間を、埋める人
全てを賭けて、悔いのない
そんな気持ちに、させる人
愛の履歴書、涙の真珠
痩せてやつれた、恋の色よ
痩せてやつれた、恋の色よ

歌謡作詞・みどり

歌謡作詞・みどり

一)どこかに乙女、面影残す
憂いに満ちた、君の瞳よ
綺麗なだけの、女なら
愛することも、なかったが
みどりおまえは、華になれるやつ

二)夢を見たのさ、男の夢を
こんな女を、抱いてみたいと
優しく俺を、見つめてる
心使いの、にくいやつ
みどりお前が、忘れられない

三)俺を見る目が、恨んでいたね
そんな目だった、あの夜のお前
それがお前の、愛だとは
知らずに別れた、俺だった
みどりお前の、幸せ祈っている

歌謡詩歌・胡蝶蘭

歌謡詩歌・胡蝶蘭

一)あなたの叫び、あなたの嘆き
今も消えずに、迫りくるから
涙があふれて、とまらなくなる
胡蝶蘭、ああ・・・なんと、雅な
胡蝶蘭、母の・・・香りを運ぶ
教えて下さい、母の、全てを
胸に抱かれた、温もりがある
胡蝶蘭、あなたに、母の面影を見る

二)母を亡くした、子供がいます
母を知らない、子供がいます
さすらう心の、故郷になれ
胡蝶蘭、ああ・・・色鮮やかに
胡蝶蘭、幸せ飛んでくる
教えて下さい、母の祈りを
母の祈りに、包まれながら
胡蝶蘭、あなたに、母の面影をみる


(解説)
花言葉、幸せが飛んでくる。
私は、母を知らない子供なのでしょうね。
母に抱かれた温もりは、今も残っているのですが、母の人柄や、好きな食べ物さえ知らないのです。
美濃の、山内本家に残された、錦絵ではない、鹿鳴館で踊っている、軍服姿の、それも勲章ばかりで飾られた紳士と、錦絵から飛び出してきたような、麗人が踊っている姿の、特大の洋画なのです。
そして一つの軍刀と、勲章ばかりがやけに目立つ軍服が一つ。
その遺品を、わたしは、幼い頃に見てきた。わたしが語りたいことは、母は、言い残しておきたいことがきっとあつたはずです。母の祈りはなんだったのでしょう。
津波で母を亡くされた皆さんの、お母さんと、同じ祈りの日々を生きてきた人だとおもいます。
胡蝶蘭、なんと雅な花よ、全ては、花言葉に託して。

文芸誌・純情・自費出版のご案内

文芸誌・純情・自費出版のご案内

この度、長い間、書き溜めてきたものや、既に発表したもの含めて、自費出版することといたしました。
表名に有りますとおり、自身のことを、案外純情な奴だとおもっています。
そんな、私の人柄がにじみ出るような、原稿を選んで、自費出版へこぎ着けることが出来ました。
内容は、短編小説を始め、詩、和歌、俳句、そして、随筆など、多彩な内容となっています。
文芸誌と表記したのはその為でもあります。
皆様に、購読して貰えることを励みに、これからも、頑張ってまいりたいと思います。
なお、価格は、市中の常識の範囲で納めたいと思っています。
これからも、皆様の御支援をよろしく御願いいたします。

未来小説・左大臣様はミュージックがお好き(短編-中篇)予告編

未来短編小説・左大臣様はミュージックがお好き 予告編

二十二世紀始めの世の中を舞台。
桜の左大臣や、蔦の太政大臣、紅梅の右大臣・東山の大納言が登場して参ります。
国際連合は、大地球連合と名前を変えるまでにになりました。
桜の左大臣は、富山の局や、中川の局、山路の局の協力をえて、世界各地に、千を越える歌劇場を作ってしまうのです。
オペラ、民族歌舞伎でもって、世界はひとつ?、いえ地球は一つ?とでもかたるのでしようか。
大地球連合の、ワルツの太政官、ジャズの太政官は、どう対決するのでしょうか。
名曲「オール・マン・リバー」シエロムカーン作曲。ミシシッピー川を歌う。
川(時代の流れ)は全て知っている(予見している)が、ただ流れるだけ。
「ショーボード」、憧れの名歌劇よ。
貴女から開幕の歌劇をスタートするならば、これもまた、時代共に、真実となるであろう。
左大臣様は、やはりミュージックがお好きなようです。
以上、予告編でした。
下旬より掲載いたします。

遠き過去の小女の君に贈る

遠き過去の小女の君に贈る

誰かが、君の事を、書き残しておかなければ、君はこの世に生まれた価値さえもないだろう。
一人の夜に、君のことを偲んでいる、私だけど、胸の痛みは如何ばかりか、表現することさえ辛くなるから、想像に任せたいとおもいます。
今も尚、故郷の町で、病床に臥す、君の姿を思い浮かべては、涙ぐみそうになる。
病とは、不治の病なり。
今日まで生きていたことさえ不思議といわざるを得ない。
その逞しい生命力は、どこにあるのかと、問い掛けたくなるほどです。
心は、年々に豊かになろうとも、身は萎えていくばかりでしょう。
君の故郷は、三重県の玉城町の郊外と覚えている。
それを私は、太平洋を一望できる、ひなびた漁港のある町、高台の一軒家に貴女は住んでいた・・・という、そんな小説を書いてみたいと思っているのです。
遥か彼方に、太平洋の夕日を眺めながら、海の広さに心が豊かになっている貴女。
そんな貴女を、想像している私なのですから。
花よ咲け。
情熱の為せるままに。
貴女は詩人。
詩人のような手紙を書いてくださった人だから。
命ある限り生き抜いて欲しい。
気分穏やかな日には、手紙でも書いて下さい。
一通で良いのです。
まるで、心の内を、私にぶつけるように。
口付けさえも、抱かれたことさえない、君の人生は、まるで少女のままで止まっている。
そのことが、極上の美を作りだしているとしたら、何と悲しいドラマになるになるだろう。
どんなことでも良い、単純なことでも良い、バカバカしい話でもいいんだよ。
それだって、君の価値を下げたりするものではないのだから。
一通の手紙から、貴女の全てを悟り、それを私は、「永遠の処女」という題で小説を書いて、
貴女が、この世に生きた証明を残しておいて挙げたいと、そう思っているのです。

平成十二年十二月十五日夜・作

純愛に生きた高村光太郎

純愛に生きた高村光太郎

あけましておめでとうございます。
新年も、皆様と共に歩いていけることを、大いなる喜びと、してまいりたいと思います。
「千恵子抄」高村光太郎作。
龍星閣版より、三首選んで、皆様に、高村光太郎の「純愛」を、送りたいと思います。

わたしをよぶ声をしきりにきくが、
千恵子はもう人間界の切符を持たない

千恵子は現身(うつしみ)のわたしを見ず、
わたしのうしろのわたしに焦がれる

千恵子はくるしみの重さをいまはすてて、
限りない荒漠の美意識圏にさまよひでた

さらに、光太郎はこのように書いています。
わたし(生きている、うつしみ)は、あなた(今はこの世にいない)千恵子の、愛は一切を無視(純愛、永遠の愛)して私をつつむ(天上から見守っている)。
千恵子は、どこかで永遠の愛を信じていたのでしょう。
光太郎は、純愛の果てに、永遠の愛が、存在することを、覚知したのでしょう。
光太郎と千恵子が、永遠の愛で、今も結ばれていると、想像するだけで、楽しくなります。
プロフィール

白浜 砂夫

Author:白浜 砂夫
どうも ”しらはますなお” です。

岐阜県大垣市在住
昭和24年1月11日生まれ
67歳
B型

好きな歌人は、女性では与謝野晶子、男性では、島崎藤村、石川啄木です。詩や和歌や小説を書き始めて20年あまりになります。鹿鳴館を舞台にした小説を書いております。63歳にして一念発起してパソコンを始めました。ブログにも初挑戦です。

最新出版物
白浜砂夫の電子書籍




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